三角点の上にはこれを設置していた!

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映画、「点の記」をご覧になった方は、ご存知でしょうが、これを
三角点石柱の上において、他の場所から方位・高度を測定する
のです。
このため、三角点は必ずしも最高ピークにあるとは限りません、
現に北岳でも、足元が不安定な岩場では無く、やや低い場所
に埋め込まれたいました。
場所によってはかなり低いところもあります(この界隈では石津御岳)

これは測量時のマーカーで、他の山などから、このポストの方角
と高度(仰角)を測定し、距離と標高を算出します。
三角点はこの櫓の設置場所の「名残」に過ぎません。
精度をあげるには、複数の三角点が必要ですが、富山県の劔岳が、
三角点設置が困難を極め、この界隈一体の地図の精度が上がらず、
ここの登頂が国土省(当時は陸軍管轄)の悲願でした、これを達成する
ための経緯を綴ったのが新田次郎さんの「点の記」です、一昨年映画化
されています。
今ならPCどころか、電卓で瞬間に計算出来る三角関数ですが、当時は
すべて筆算、大変だったと思います・・・・・

※芦安の「南アルプス芦安山岳館」の玄関横に設置してありました

http://www.minamialps-net.jp


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