木蓮のひとり言

衣装はまだ無い・・・。
おいおい、当日渡しですか？

仕事もギリギリ、ダンスもギリギリ。

たまには窓の外を眺めて、ボケーっとしたい時もあるさ。

昔から理不尽な責任を押し付けられてきたから、考えが病的なまでに自己攻撃になってしまう。
娘が一万人に一人の難病にかかったとき、そんな子供に産んだ私が悪い、とメチャクチャ責められた時があった。
「何でそんな子に産んだんだよ！！」と怒鳴られた時には、生きてて申し訳ないと心底思ったものだ。

Mダンスの賞金が紛失した時も、私が二つの団体に所属していたからだ、と因縁をつけられ責められたし、どうもそんな星の下に私は生まれてきたようだ。

「ﾜﾀｼﾊﾅﾝﾆﾓﾜﾙｲｺﾄｼﾃﾅｲﾖ」
自分の中の小さな子供が、シクシク泣いている。

開き直りバカ。
目立ちたがりバカ。

この2パターンを二大巨頭バカと呼ぼう。

何を言ってもすぐ開き直る人は、正直面倒くさくて相手したくない。
開き直られたら、もう何を言っても無駄で、こちらの言葉は届かないのだ。
こういう輩は、最初から仲間に入れるべきではないな。
勝手に開き直って、そこまでの人生で良しとしなさい。

目立ちたがりバカも参る。
出来ても出来なくても、目立つとこ、おいしいとこなら満足な訳だから、周囲に及ぼす迷惑は計り知れない。
踊りに例えると、自分が踊れなくて振りを間違えた時後ろも間違えたりすると、もう大喜び。
「あら、私を見てて間違えたのね」
少しでも目立つところ、少しでも真ん中、が生き甲斐なのだ。
「努力しないで特別な存在」が本人のステータス。
「陰で支える」なんて、とんでもないこと。

踊れなくても、間違いまくりでも、目立つ前ならいいのよ。
それでも私は上手なんだもーん。

自分のレベルが判らないこんな人は永久に上達しないだろう。
凹むのは自分が後ろのポジションになった時だけ。（だから大抵このタイプは凹みっぱなしも多いか・・）
こんな人は、晒され笑いものになったとしても、「私を見て笑ったのね」と喜ぶだろう。
ある意味、とても幸せな人生かもしれない。

この2パターンの人は、自分さえ良ければいい、の「てめー勝手主義」だ。
本人にとっては幸せかもしれないけど、私はそんな人生ご免こうむりたい。

そんなに前が良いんなら、自分で小屋借りて「ソロ公演」でもしろっ！つーの。
他に踊る人がいないんだもの、目立つことこの上ないわさ。
まー、観客がいるかどうかは知らないけどさー。

・・・って、今日はどうかしてるな、自分。
喧嘩になるからやめなさい！、つーの。

あちこちのブログや日記を読むと、皆苦しんでるのは一緒だな、と思う。
NORI先生もビデオ撮りに悪戦苦闘してるし、take-cさんもいろいろ悩んでいる。
読むと、辛いのは自分だけじゃないと、とても励まされる思いだ。

うちのチクリ屋Sさんも、それなりに苦しんでる。
苦しむ基準が人と違うのでどうにも誤解されがちだが、本人にとってはやはり大問題なのであろう。

そんなSさんが、今日のイベントの後涙していた。
みんなに「ありがとう」を連発し、今まででは考えられないくらい素直な言動になっている。
何だかんだ言っても、やっぱりSさんはダンスと仲間が大好きなのだ。
メンバーもそれは十分承知の上。
だからこそ、今からでも一緒に踊ろうと誘うのである。

辛いのは自分ばかりじゃない。
そう知ることで、どれだけ癒しになるか・・。

これは今日の荷物。
・衣装（3人分）
・シューズ×2、足袋
・ＣＤ，ＭＤ
・名簿、その他関係書類
・スポーツタオル×2
・デッキ
・湿布、塗り薬
・鳴子×3
・印刷用紙（Ａ5　500枚）
・あと何だか判らないガタクタ･・なんじゃそりゃ？

自分の財布やら入ったバッグも含め、優に20キロはあるかと思われ。
移動だけで疲労困憊だ。
重いのはやっぱ紙関係。
ＣＤもダンス関係一まとめにしてあるので、火曜に関係無いのも一杯入ってる。

これをまだ誰も来ていない練習場所まで持って行き、みんなが帰った後ひっそり寂しく持ち帰る。

I stand aloneだなぁ・・。

私がＭダンスから出なくなって何年経つだろう。
98年が最後だから、もう7年になるのか・・。
未だにトラウマとなっているあの事件から7年。
短かったような、長かったような。
あの時のことはまだ書けないが、あれがきっかけでＭダンスから出るのをスッパリとやめた。
今思えば、あの頃の自分はとても傲慢だったと思う。
例え冤罪にしろ、自分が引き寄せた罠だったんだろう。

でも、今でもあの時の切なさ悔しさが蘇るときがある。
祭りの翌日、朝から晩まで泣き暮れたその想い。

その時のことは、多分私以外もう誰も覚えてないだろう。
それがちょっと悔しかったりもする。

今まで耐えてきた・・。
これからも耐えていくんだろう。
逃げなかったことで見えてきた真実もあった。

7年の間に、去っていく人もいれば、来る人もいる。
私は・・・残っている。

思い出すと辛いけど、最近になって漸く、自分にとって必要なことだったんだ、と思えるようになった。
乗り越えてるときには判らない。
乗り越えて後ろを振り返ったとき、初めて理解するんだな。

ちなみにダメ人間度テストやってみた。
レベル５。

うぅぅ、これって・・・。

まぁまぁダメ人間だって・・・やっぱり。

漫画の木蓮と違い、現実世界の木蓮はパチスロ店でカレーなんぞを売っている。
あぁ、もっとロマンチックな仕事だったら。
（花屋で働いていたらサマになるか？？）

最近は疲れることが多いので、架空の人物「紫苑」に愚痴り続けている。（妄想乙←自分でツッコミ）

紫苑、足がまだ痛いけど振付頑張るよ

紫苑、大失敗しちゃった・・どうしよう・・。

紫苑、これから埼玉だって。寝ないで運転頑張るよ。

現実世界だったら返事が来るかもしれないが、これは架空の世界。
その一方通行具合がまた良いのだ。
でもこれじゃ、紫門ふみ「同級生」のちなみと一緒だなぁ。
紫苑に愛されてない木蓮の寂しいヒトリゴトなのよ。