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加藤雄一のブログ

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悩みを抱えながらも向き合うリーダーこそ、チームに深さと成長をもたらす

スレッド
悩みを抱えながらも向き合うリー...
「悩みがあってうまく解決できない自分なんて、リーダーとして失格だ」
 
と思われる方もいるかもしれません。  
 
私なんて実はずっとそう(笑)
 

けれども
 
本当に大切なのは、悩みを持たないことではなく、「悩みとどう向き合うか」という在り方だと私は思っています。
  
むしろ
 
悩みを持つリーダーこそが、本質的な部分に目を向け、そして問いを育て、関係性に深さをもたらすリーダーになっていく。
 
それは、強さではなく『真摯な姿勢』によってチームを支える姿でもあるんじゃないかと。
 
 
悩みを持っているリーダーは、自分の中にある迷いや葛藤を無視せず、  
・試行錯誤を続けながら

・他者の声を聴き

・ 問いを手放さずに育て続けている
 
そんな姿勢を持っているんだと思います。  
 
 

それによってリーダーを任されているその場には
  
・間違えてもいい  

・曖昧で揺らいでいる中でもかかわっていい

・決まっていないことにも価値があるという視点を持ってもいい
 
という空気が育ち、メンバーの主体性や創造性が引き出されていくように感じています。
 
また
 
悩みを持つリーダーは「共感される存在」にもなり得ます。  

完璧さではなく、揺らぎを共有することで、「自分もこの場で声を出していい」と思えるようになる。  

つまり、悩みは「弱さ」ではなく、「関係性の入り口」と考えてもいいのかもしれません。
 
悩みがあることで、リーダーは「対話の土壌」を常に耕しているともいえそうな気も。
 
 
 
これまでかかわってきたリーダーの中にも
 
「チームの方針がこれでいいのか分からない」と悩みを抱えている方がいました。 
 
当初は、自分一人で答えを出そうと苦しんでいたのですが、あるタイミングでこんなお話を聞くことができました。
 
「正直に言うと、今の方針に確信を持てていません。  
でも、チームで一緒に考えていければ、その迷いも意味があって、きっともっといい方針が生まれる気がします。」
 
それではその気持ちを大切にと、メンバーにも伝えたところ、その言葉をきっかけに、メンバーは

「じゃあ自分も今の状況について率直に話していいんだ!」  

「自分の声がチームの方針に影響を与えるかもしれない!」
 
「このチームは、迷っていることをそのまま伝えてもいい場なんだ」
 
と感じていたことを言葉にすることで、対話の場が生まれました。  
 

悩みを共有したリーダーは、答えを出したわけではなく、無意識に問いに共に居る場を育てていたのかもしれません。  

その後、方針は一人で決めるものではなく、「対話と試行によって育てていくもの」へと変化していきました。
 
 
 
悩みを持つことは、決して力不足の証ではありません。  

それは、問い続ける真剣な姿勢であり、関係性に向き合う勇気でもあります。
 
悩みがあるから

・ メンバーの声に耳を澄ませ 
・ 自分の思い込みに気づき  
・ 一人で抱え込まず、場に委ねる選択ができる
 
それらはすべて、「場を耕すリーダー」としての成熟した振る舞いのように思います。  
 
悩んでいてもいい。
 
その中で

「問いを育てる支援」
 
「違いを扱う関係性」
 
を一緒に考えられるリーダーになっているかもしれませんね!
 
↓コーチ加藤雄一

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鈴木玄
鈴木玄さんからコメント
投稿日 2025-07-23 13:53

より良くしようとすればこそ、悩むのかもしれませんね。
悩んでいることを否定せずに向き合う態度が、身口意の一致が、自分として在ることの力になり、他者に対して影響を与えるように感じております。

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