最近「雑談力」を扱った書籍を本屋で目にすることがあります。仕事で雑談が今、注目されているのでしょうか。ある高級車販売店で国内トップの売上を上げるセールスの方が「肌感覚で7割は雑談、ほとんど車の話はしない」と言っています。購入を考えているお客さんはネットなどで既に車の情報を持って店に来ます。もはや「機能やスペックの紹介は営業の仕事ではなくなった」とも。趣味や旅行、休日の過ごし方など共通の話題を持つことで信頼関係を築きお客さんの需要を受容を掘り起こす、日々知見を広げ「雑談力」を高めることが大切なんですね。
先日、作家池井戸潤さんのインタビュー記事に目が留まりました。就職した若い人たちに向けて「社会人は会社人にあらず」。会社に入って一生懸命に働くことはまず大事、しかしスキルを蓄えろと。会社の看板がなくなった時に自分で生きていけるスキルを身につけなさいという言葉でした。これは私たちシニアの会社人?にも響くメッセージです。まだ間に合う。
あまり聞きなれない言葉ですが最近会社で考える時間がありました。職場のどこに心理的安全性を感じるか、と聞かれて皆さんどう答えますか。グーグルでは最もパフォーマンスが高い部署がこれを特性の筆頭に挙げたようです。他愛のない雑談が出来る時が最もそう感じるときと調査の回答結果がありました。弱音をさらけ出すという回答が少なかったのは意外です。この言葉が多くの企業で注目されているのは結果的に成果に繋がっていくからでしょう。