「いのちのことば」
6月
2日
「いのちのことば」
ヨハネの福音書 5章1~9節、24~25節
"その後、ユダヤ人の祭りがあって、イエスはエルサレムに上られた。
エルサレムには、羊の門の近くに、ヘブル語でベテスダと呼ばれる池があり、五つの回廊がついていた。
その中には、病人、目の見えない人、足の不自由な人、からだに麻痺のある人たちが大勢、横になっていた。"
"そこに、三十八年も病気にかかっている人がいた。
イエスは彼が横になっているのを見て、すでに長い間そうしていることを知ると、彼に言われた。「良くなりたいか。」
病人は答えた。「主よ。水がかき回されたとき、池の中に入れてくれる人がいません。行きかけると、ほかの人が先に下りて行きます。」
イエスは彼に言われた。「起きて床を取り上げ、歩きなさい。」
すると、すぐにその人は治って、床を取り上げて歩き出した。ところが、その日は安息日であった。"
"まことに、まことに、あなたがたに言います。わたしのことばを聞いて、わたしを遣わされた方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきにあうことがなく、死からいのちに移っています。
まことに、まことに、あなたがたに言います。死人が神の子の声を聞く時が来ます。今がその時です。それを聞く者は生きます。
(1) ことばの力
① 「初めにことばがあった」(ヨハネ1:1)
ことば=ロゴス=理性=キリスト
ことば=ロゴス=理性=キリスト
「はじめに賢きものござる」(最初の和訳聖書)
言葉は人間だけが持ち得る能力。神の形に造られた存在。
②人を生かし、また殺すことさえある
人を生かす例~イエスが病人に語った言葉(8)
人を生かす例~イエスが病人に語った言葉(8)
人を殺す例~イエスの言葉を聞いて憎悪と殺意を抱く(18)
(2) ことばを聞いて
①イエスのことばを聞いた病人(6)
そこには大きな飛躍あり。世の常識や自らのことばではなく、主のおことばの斬新さ。
そこには大きな飛躍あり。世の常識や自らのことばではなく、主のおことばの斬新さ。
イエスは彼のことを知っておられた(6)が、彼にはイエスについての知識はなかった(13)
②イエスのことばを聞かないユダヤ人
安息日厳守のユダヤ教IDに固執する理由は、その立場保身であり人からの栄誉追求(44)
安息日厳守のユダヤ教IDに固執する理由は、その立場保身であり人からの栄誉追求(44)
(3) ことばに生かされて
①イエスのことばを聞くもの
罪に死んでいた魂に、神の霊が息づきはじめる
罪に死んでいた魂に、神の霊が息づきはじめる
絶望的に38年間も病に伏せっていたものが癒された。
やがて、死者が新しい体を得て、復活する予表でもある
②イエスのことばに耳を傾けるもの
ことばによって生かされたものは、そのことばを他者にも分つものとされる
ことばによって生かされたものは、そのことばを他者にも分つものとされる
(結論)
私たちは、言葉とともに生まれ、言葉とともに生きてきた。
意識無意識に関わらず、どのように、誰の言葉を取り入れているだろうか。
言葉の根源になる方の言葉に耳を傾けようではないか。