「この道はいつか来た道」
4月
13日
時に私たちは日常の試練が重たく敵に攻め滅ぼされてしまうかのような感覚に陥ることがあります。
もちろん敵とは戦場で会う対戦相手のことではなく、
私たちの健康問題、経済問題、そして将来の見通しから人間関係に至るまでのあらゆる試練のことです。
そんな時これまでの歩みの中でどのようにして守られ支えられてここまで来たかを思い出してみるのもいいかもしれません。
ヤコブと言う人は近隣の都市国家に住む人たちの攻撃を恐れているときに神からの声を聞きました。
ベテルに家族とともに引っ越してそこに祭壇を築けと言うものです。
ベテルはかつて彼が家庭内の問題から家出をし異国へ1人旅立つ時に孤独の中で現れた神の顕現の場でもありました。
新たな危機意識の中で信仰の原点に立ち返るようにとのメッセージです。
「私たちは立ってベテルに上って行こう。
私はそこで私の苦難の日に私に答え、
私の歩いた道にいつも私と共に居られた神に祭壇を築こう」(創世記35:3)
そこのベテルに着いた時、
神が再びヤコブに現れて祝福され言葉をかけられています。
その言葉は、アブラハムに約束された契約の再更新となっています(9ー12節)。
あなたが孤独を感じる時、
決して1人ではないことを思い出してください。
いくつもの危険や絶体絶命のピンチを乗り越えてあなたはこの年まで生き延びてきたのです。
それは偶然がもたらしたものではなく、
あなたを形作り
あなたを生かしてこられた
大いなるお方の計画であり目的にかなった事でした。
この大いなるお方が
永遠に変わらない契約の中にあなたを置き
その契約に生きるようにとあなたを招いておられます。