日本のIGM教団から
発注していた図書が届きました。
「パウロ~ギリシア・ローマ世界に生きた使徒」
(岩上敬人著)
この9月から同教団の運営する
Eラーニングのためのテキスト。
インターネットを通じての聖書通信講座で、
昨年に引き続いて岩上先生の講座を受講させてもらいます。
昨年の8講座を学んでみて
2000年前の当時の聖書世界を掘り起こすことに興味が尽きませんでした。
とかく聖書の勉強というと、字句にとらわれたり、原典ではどうのこうの
といった議論に主眼が置かれやすいと思います(もちろん大切な点ではあります)。
当時の地中海世界を席巻していたギリシア・ローマの中で生まれた新約聖書ですが、
その社会や文学形態といった文化的背景を掘り起こしながら聖書本文を解釈していこうとの手法に
岩上先生独自の斬新的で、大胆なアプローチがありました。
現在すでにそのテキストを半分ほど読み終え、開講を待っているところです。
皆さんも、如何ですか?
「本書の目指すもう一つのことは、1世紀ユダヤ教やギリシア・ローマ世界とその歴史、文化の中でパウロを理解するということです。
このような聖書研究は古くから試みられてきました。最近では考古学発見やユダヤ教文書の研究などが進められ、有益な著作が数多く出版されています。以前に比べて、1世紀ユダヤ教の思想や神学、またその当時のギリシア・ローマ世界の文化がより明らかになっているのです。
こうした背景からパウロの生涯や手紙を学ぶと、これまで私たちが「なぜだろう」と疑問に思ってきたことについて、多くの答えを見つけることができます。」
(本書「はじめに」から抜粋)
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