米沢の秘湯へ
7月
15日
聖書研究会を指導しました。
山形県に滞在している教会から
車で1時間半程かかります。
山形の牧師方は毎週2回、
こうして日曜の礼拝と水曜の聖書研究会のため
仙台まで車で出張・往復されているとは、頭の下がる思いです。
仙台教会の牧師が辞任してから2つの教会を任されて2年となります。
聖書研究会では、洗礼を受けられて間も無くの方や、
実に熱心に聖書研究に取り組んでいらっしゃる方々がおられて楽しいし、
こちらが励まされました。
もっと長居をしたかったのですが、
この日が出立となっていますので、
家族の待つ山形県へ午後3時頃帰ってきました。
それから米沢へ。
徳川時代に殉教を遂げたキリシタンの碑を目指したのですが、
見つかりません。
近所の住民に聞いても、市役所に行って聞いても首を振るばかり。
日も沈んですっかりと暗くなったため、諦めて宿舎へ。
この日の宿は、滑川温泉の福島屋。
カーナビの言うままに細い山道に入っていきます。
さらに国道から別れると対向車とすれ違えないほどの狭い車幅。
電灯もなく、真っ暗な山道を9キロほど突き進む。
路肩が崩れた跡や、
ガードレールのないままに垂直の断崖となっている箇所……
そのような難所が幾つも現れるのですが、
車のヘッドライトだけを頼りに進んで行く。
「スピードを落とせ」
「こちらのカーブは崖まで1フィートしかない!」
……そんな叫び声を隣からも後ろからも聞くことになりました。
緊張と恐れの続いた20数分間後、
ついにその細い山道が果てたところに
その旅館は雨の中、ひっそりと現れたのです。
旅館は開業以来、約200年を数え、
その秘湯は室町時代から利用されていたそうです。
源泉そのままの湯はさすがにパワフル!
堪能させてもらいました。