「小羊の婚礼の時」
7月
27日
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「小羊の婚礼の時」
マタイ25章1節、黙示録19章1~9節
~マタイ福音書連続講解説教79~
携挙によって天に引き上げられた教会は、
メシアの御座の前に出されてメシアによる裁きを経過せねばならないことを
先回確認しました。
繰り返しますが、これは罪に定める裁きではなく、
救われた後の信仰生活でどのような実を結んできたかを評価するものであり、
各人への報酬を決定するものでした。
報酬を「冠」として表徴していて、そこには5種類の冠がありました。
その後、地上では7年間の大艱難時代に突入します。
大艱難時代の後に、メシアが地上に再臨されるのですが、
その直前に天で起こることを今回は学びはす。
それは、メシアと教会との婚礼です。
「 私たちは喜び楽しみ、神をほめたたえよう。
小羊の婚姻の時が来て、花嫁はその用意ができたのだから。
花嫁は、光り輝く、きよい麻布の衣を着ることを許された。
その麻布とは、聖徒たちの正しい行いである。」(黙示録 19:7-9)
天に挙げられた教会とメシアが結婚するという、
これは新約時代に入って初めて明らかとされた奥義です。
ところが、ユダヤでは数千年間の長きに渡って、
この奥義を婚礼という社会通例の中で実現していたのです。
もちろんユダヤ民族はそのことを知らないまま
これらの婚礼儀式を執り行ってきました。
神によって備えられた祝福は不思議としか言いようがありません。
ユダヤ式婚礼にみる4つのステップがそのまま、
神が教会に関連していることを確認してみましょう。
1) 父親が娘の婚約相手を決める
ユダヤ人の父親は娘の知らないところで彼女の婚約相手を決めます。
少なくとも1年以上の婚約期間がありました。
また、花婿と花嫁は婚礼の当日まで互いに会ったこともなかった、
という例も多かったと聞きます。
父なる神様は、私たちの知らないところで私を選んでキリストの花嫁とされました。
花嫁料はすでに支払われています。それはキリストの尊い血潮です。
教会としての婚約期間はすでに2千年程が経過していることになります。
2) 花婿は新居となる家を用意する
花婿は父親の家を増改築する形で新居を用意するのです。
当時のユダヤ人は大家族主義でしたから。
主イエスが私たちのために住まいを用意される、
と言われたのはそのことです(ヨハネ14:1~3)。
そして新居が完成すると花嫁を迎えに行きます。
同様に、それは私たちを迎えに天からお出で下さる
主イエスの携挙のモチーフとなります。
3) 父親が結婚式の時を継げ知らせ、家族や親しい友人間のみで婚礼
婚礼の日時は父親のみが決定する専権事項でした。
携挙のときは、父なる神のみがお定めになられています(マタイ24:36)。
父親の許しを得た花婿は町外れまで花嫁を迎えに出ますが、
そこから先は友人たちのみを花嫁の家に送って知らせます。
携挙のとき、御使いたちの働きがあって
私たち信者は瞬時に栄光の体によみがえり
空中に引き上げられていき、そこで主とお会いします。
主は携挙された教会時代の聖徒を引き連れて天に入り、婚礼が行われます
(黙示録19:1~10)
4) 友人たちを招いての祝宴が7日間ほど続けられる
結婚式が終わると、中庭のような広い会場に移って祝宴が開かれます。
そこには多くの友人・知人たちが招かれています。
やがて主イエスは婚礼を終えた教会を従えて地上に帰ってこられます。
そこで即座に旧約時代の聖徒たち(ダニエル12:2)や
大艱難時代に聖徒となった人々(黙示20:4b,c)がよみがえり、
その祝宴に「友人」として連なるのです。