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大艱難時代に至るまでの世界の様相

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イスラエル南部の砂漠地域アラバ... イスラエル南部の砂漠地域アラバに現れた
かわいい5匹の正体は……。
生後数週間のオオカミの子供なんだそうです。
ホサナキリスト教会・聖書広場からの抜粋です。
聖書本文とメッセージ・ノートはこちらから:

http://wdx.hosannamin.org/whatsnew/view/49147

「大艱難時への導入プロセス」
マタイ24章9~14節
~マタイ福音書連続講解説教73~

 大艱難時代に至るまでの世界の様相が預言されている。

今回は9つの出来事を取り上げるが、
それらは時間順に並べられるものである。

来週は、順番には並べられない3つの出来事を学ぶ。


1) 終末のしるしとしての世界大戦(1914年と1939年)

 ①「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり」とは
  その地域が完全な戦闘状態に至るとするユダヤ・イディオムである。

 ②エジプト全域が内戦状態に至る例:イザヤ19:1~4

 ③中東全域が内戦状態に至る例:Ⅱ歴代誌15:1~7


2) イスラエルの再興(1946年・イスラエルの独立宣言)

①イスラエルに不信仰のままで帰還する:エゼキエル20:33~38
~それは裁きのための帰還であり、
大艱難時代を通らねばならない

②イスラエルに信仰を持って帰還する
~それは救いのためである。
大艱難時代を通過することにより、
新しい契約が神と結ばれて民族的な救いへと導かれる。

③エルサレムに注視:エゼキエル22:17~22
不純物の「かなかす」が裁きの中で清められ、
国家的な悔い改めに至る

その後、全世界からの信仰を持ったユダヤ人の帰還が始まる

④ユダヤ人のイスラエル帰還は2回ある:イザヤ11:11~12
「再び」とあるのは、
1回目(不信仰での帰還)の後に再度帰還があるのを示している

現在のイスラエル国家は、その1回目の帰還預言の成就である

⑤いつ、最初の不信仰状態のイスラエル帰還が起こるのか:ゼパニア2:1~2
大艱難時代前に起こることがこの聖句で初めて明らかとなる。ゼパ1:7~18

3)   エルサレムのユダヤ人統治(1967年・六日戦争の勝利による)

①大艱難時代中間期には第3神殿が完成していなくてはならない。
マタイ24:15、ダニエル9:27、Ⅱテサロニケ2:3~4、黙示録11:1~2
の4箇所にその根拠がある。

②それにはエルサレム旧市街と神殿域が
イスラエルによって統治されていなくてはならない。

③これらは1967年、六日戦争によってヨルダンからイスラエル施政下に入った。

④ここまでが、今日まで我々が実際に通過してきた歴史的な「陣痛」である

⑤次の世であるメシア王国を産み出すには、
更なる将来の苦痛・試練を経なくてはならない。

4) 北の同盟軍のイスラエル侵攻(エゼキエル38:1~39:16)

①WHO:38:1~6
ゴグとは、
マゴグのリーダーを表すタイトル

古代のマゴグ、メシェク、トバル部族は
現在のロシア領域で活動していた

「北の果て」とはロシアのこと
ロシアが侵攻同盟軍のリーダー

ペルシア:イラン

クシュ:エチオピア(一つの例外がメソポタミア;創世記2:13)

プテ:ソマリヤ

ゴメル:ドイツ

トガルマ:アルメニア

ロシアの歴史的なアンティセミニズム主義
その不正がイスラエル侵攻で裁きの目盛りが満たされた

②WHERE:38:7~9
「イスラエルの山々」である

その侵攻以前に多くのイスラエル人が不信仰のまま、帰還している
その侵攻という試練を通じて悔い改めへと導かれる

その侵攻時の国の様子
剣から立ち直っている
多くの国民の中から集められている
山々は廃墟のままに置かれていた
民族の中から引き出された国民

これらは古代イスラエルではなく、現在の状態を描写したものである

19世紀終わりから帰還運動が始まり、荒廃した土地に移植が始まり、
1948年のイスラエル共和国成立に至る  
    
③WHY:神の目的;38:10~13
戦利品、銀・金・家畜・財産(古代の代表的な分捕り物)
を得るという欲望のため

ロシアを中心とする私利私欲が同盟軍の侵攻となった

侵攻に反対を唱える国々があった

シェバ:アラビア北部
タルシシュ:スペイン
「その全ての若い獅子たち」とは
    ユダヤイディオムでスペインから排出する国々のこと
ブラジル以外の中・南米
米国東部海岸線はスペインによって発見、調査された
タルシシュを英国とする説もある
それによれば、北米、オーストラリアなどの英国連邦諸国となる

④その他の神の目的;38:14~16
ロシアに対する神の裁きに留まらず、
諸国の民に神の聖なることを示すため

⑤壊滅される侵攻同盟軍;38:17~23
神の瞳に触れた同盟軍に、
神の怒りが注がれる

地震や同士討ちによる壊滅

⑥荒廃される地域;39:1~6
再記述の原則~38章の情報をより詳細に記している

イスラエルの山岳地帯が主な戦場となる
1967年6日戦争によってその地区はイスラエルに移管された

この預言成就の舞台が整えられたことになる

⑦神の聖なることが示される;39:7~8
異邦人ばかりではなく、
イスラエル自身が神の救いを経験する

それが霊的に覚醒する契機となる

⑧7年間の武装解除;39:9~10
~侵攻軍の武器は燃やされて、燃料に用いられる。

⑨7ヶ月の侵攻軍の死体埋葬;39:11~16
~四海北方のヨルダン渓谷に墓場のための新しい町が建設される。

⑩同盟軍侵攻の時期について;38:8、11~12、14
イスラエルは国家の形態をしている
荒廃していた土地に再び入植している
壁のない村々の存在:キブツ

「安心して住んでいる」のユダヤ的な意味 ‘batach’
    それは平和状態ではなく、確信のある様子を指す

同盟軍は大艱難時代前に安心しているイスラエルに侵攻する
同盟軍は大艱難時代前に壊滅させられる

5) 世界統一政府の樹立;ダニエル7:23~24

①異邦人のときの第4の帝国

②ローマ帝国がその最初の形態

③東西に分裂する

④東の勢力はイスラエル侵攻時の壊滅によって力が衰える

⑤西側陣営から世界統一へ向かう政権が誕生する~「全土を食い尽くし、」

6) 世界10帝国の成立;ダニエル7:23~24

①EU~ローマ帝国の復興であるとする学者も多い

②終末論を新聞解釈のよって理解しようとする試みで勧められない

③聖書文脈上、これら10帝国は統一世界政府が樹立した後に、
分裂した形態である

④10帝国は大艱難時代前に樹立して、その中間期まで存続する

7) 反キリストの勃興;ダニエル7:23~24

①大艱難時代前に反きりストが起こることは、Ⅱテサロニケ2:1~3

②やがて10帝国のうち、3つの帝国を滅ぼして勢力を拡大していく

③ヘブル名にしてその数は666となるのが、反キリストの名前である

8) 偽の安全保障

①Ⅰテサロニケ5:1~3

②「主の日」とは、ここでも大艱難時代

③反キリストと他の帝国が平和に世界統治しているときに
突如として大艱難時代に襲われる

④これも「生みの苦しみ」として表現

9) イスラエルとの7年間の契約締結(7年間の大艱難時代開始のしるし)

①ダニエル9:27

②携挙ではなく、この契約が大艱難時代に入る契機となる


結論として大艱難時代に至る私たちは、
どのように生きればよいのだろうか。


1.   預言を世界情勢の評論からでなく、聖書文脈から理解する

EC10カ国が成立したとき、
チェルノブイリ事故のとき、
中国が2億人の軍隊を作戦投入できると声明したとき、

ある聖句を拾い上げて

「黙示録預言だ」
「世の終わりだ」

とかまびすしい聖書評論家がどこにも出現した。

それらは時事問題と聖書を短絡的に結びつける
「新聞解釈法」に過ぎない。

聖書はステップを踏んで世の終わりが進展し
大艱難時代に突入すること、

それ以前には教会が携挙することを明白に教えている。

聖書文脈に照らして聖句を理解・解釈することが必要である。

2. 神の裁きが必ず来ることを知って委任する

ロシアによるイスラエル侵攻は
ロシア自身を神が裁く目的でもあった。

ユダヤ人抹殺を図ったナチスはすでに裁かれた。

ポグロムをはじめ歴史的にユダヤ人排斥の罪を蓄積してきたロシアが
裁きのための罪の不足分の目盛りを満たすことになる。

それは「神の瞳」に触れることに他ならない。

個人的、
社会的なレベルでの
不正や横暴に怒りを覚えることがあるが、

神は最終的に悪を見逃さず、
清算をされる方であることを覚え、

そのお方に裁きをお任せしよう。

3. 今が「救いのとき、恵みのとき」

大艱難時代がいったん始まったら、
誰も時計の針を元に戻せないのである。

飢饉、戦争、犯罪、裏切り、、、
多くの人々は無残に殺されていく、、、

聖書は
「主の日」
「主の恐るべき日」

として数千年前から預言している。

私たち人間にとって
大艱難時代から逃れるにはイエスへの信仰以外にない。

それが始まる前に
主が私たち信者を天に迎え入れてくださるからである。


「あなたがたは心を騒がしてはなりません。
神を信じ、またわたしを信じなさい。

わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。
もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。

あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。
わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、

また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。
わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。」
(ヨハネ14:1-3)

#救済

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