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シアトル桜祭り「音吉物語」・ミュージカル公演

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今日のシアトルは快晴。桜祭りに... 今日のシアトルは快晴。桜祭りには絶好の日和。 開演は全スタッフによる合唱から... 開演は全スタッフによる合唱から始まります。
未知なるものに向かって進む希望を歌い上げるものです。
暴風の中、くじによって帆柱切断... 暴風の中、くじによって帆柱切断を決意。
日本へ帰れず、漂流を選び取る場面。
日本人が初めて北米の地を踏んで
今年でちょうど180年になる。

1834年、尾張藩の廻船・宝順丸が
フラッタリー岬の南、Cape Alavaに漂着した。

14人の乗組員のうち生き残ってたどり着いたのが
音吉、久吉、岩吉の3名だった。

その彼らが故郷の知多半島の美浜町を家族と別れて出港する場面から

嵐に遭い、やむなく帆柱を切断して漂流、

14ヵ月後にCape Alavaに上陸して
地元のアメリカインディアン・マカ族に保護される。
(公にはされないが、実際は奴隷として酷使されたもよう)

さらに、捕鯨で富を成していたハドソンベイ会社に救出されると
ワシントン州のバンクーバーに送られて
そこで英語などの教育のため学校へ。

帰国準備中のマカオにては、
宣教師ギュツラフと協力して

日本語として初めてのヨハネ福音書を
翻訳している。

江戸に向かうものの、浦賀沖にて砲撃を受け
故郷への万感の想いを胸にしたままやむなくマカオへ戻る。
(モリソン号事件)

音吉はやがて通訳としてイギリスと日本との
和親条約の締結のために来日を果たす

そんな彼の波乱万丈のストーリーを
ミュージカル劇として舞台披露してくださったのが

名古屋の劇団「シアターウィークエンド」

題して
「日米友好の礎・漂流民音吉物語」

今も漂着現場で生活しているマカ族から
さらに美浜町からの出演者も舞台に立って

現在に至る日米の絆を振り返る機会を盛り上げて下さった。

シアトルの日系合唱団「虹のコーラス」の合唱も見応え十分。

今回の愛知県からの使節団合計70名ほどは
今日の舞台以外にも

漂着現場のフラッタリー岬の訪問
その近郊でのマカ族との交流

そしてバンクーバーの日米友好親善碑にまで訪問されたとのことです。

これら5日間の米国滞在で
今回の桜祭りの公演が初日の金曜一日だけと言うのは

もったいない気がしました。

迫真迫るその演劇をさらに多くの人が鑑賞できたらなぁ、、、



#アート #伝統 #文化 #芸術

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