目覚めた日本語熱
10月
25日
「ダディ、今日は柔道を教えて。そのあとは、日本語の勉強もするわ」
夕食後、長女が珍しく自分から求めてきた。
しばらく遠ざかっていた日本語の学習を再開する機会を窺っていたのだが、
これまで促すたびに、あっけなく拒絶されて来た。
来年、長女は日本では中学生。
これまで続けてきた山形での夏の公立学校体験入学を来年も続けるかどうか、
決めかねている。
勿論私としては続けて欲しいのだが、今の日本語のレベルでは中学の授業について行くのは至難の業のはず。
そこで日本語を家庭でも使う習慣を作ろうとしてきたつもりであるが、
連戦連敗が続いていた。
それがどうしたことか、彼女自らやる気をみなぎらせている。
「長い間使ってないのだから、先ず手始めとして、カルタをしよう!」と長女。
「そのあとは柔道よ。それは日本の伝統でしょ。
私はすでにクラスの男の子を何人も投げ飛ばしているのよ(^O^)」
受け身から始めて大外刈りの稽古まで一通り終える。
そしてホコリを被っていた小学校の教科書を引っ張っり出して
ともに勉強が始まった。
国語と理科。
まだまだ先は長い。
気長に日本語に接してくれれば良いと考えている。