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食物へのデリカシーはどこへ?

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特大ラーメンのドンブリ 特大ラーメンのドンブリ

この日はシアトルで古くからの友人と会食。

韓国人の経営・運営するレストランではあるが、
変わらない日本食をサーブしてくれるレストランへ行く。

ベルビュー8thと110thにある、Kobe Restaurantである。
http://www.koberestaurantwa.com/

この辺りでは珍しく、ラーメンもメニューにあるのだが、
グロテスクな宣伝インセンティブがあるのに気がついた。

洗面器ほどの特大ラーメンを30分以内で平らげると、
$100のレストラン商品券が与えられるのだという。

カウンターにあったそのボウルの大きさは並大抵ではない。

恐らく通常の5倍ほどの麺が入るのではないか。


「20代だったら、挑戦したかもね」

そんな会話もあったが、そのサイズを見て一気に戦意喪失。

いや、むしろ嫌気が刺してきた。

お店の人に聞いてみるとこれまでに100名以上が挑戦して、
商品券に辿り着けたのは5名ほどだと言う。

食べ物をゲームのネタにして、無駄に浪費するのはいただけない。

食事が無くて命の危険にさらされている人が、
今この瞬間にも数十万人単位で存在する。

その人たちに対する想像力はどこへ行ってしまたのだろう。

名声や金銭のために、自分の胃袋の数倍もの量を詰め込んで、
何が楽しいのだろう?

ニューヨークで毎年ホットドッグの早食い競争があり、
とある日本人が連続優勝しているらしいが、
日本の恥である。


#グルメ #バー #レストラン

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