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バプテスマのヨハネはエリヤなのか

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ホサナ教会・聖書広場での今日のメッセージでした
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マタイ福音書連続講解説教25  マタイ11章1~15節
「メシアへの応答―その①:バプテスマのヨハネ」

マタイ11:1 イエスはこのように十二弟子に注意を与え、それを終えられると、彼らの町々で教えたり宣べ伝えたりするため、そこを立ち去られた。
2 さて、獄中でキリストのみわざについて聞いたヨハネは、その弟子たちに託して、
3 イエスにこう言い送った。「おいでになるはずの方は、あなたですか。それとも、私たちは別の方を待つべきでしょうか。」
4 イエスは答えて、彼らに言われた。「あなたがたは行って、自分たちの聞いたり見たりしていることをヨハネに報告しなさい。
5 目の見えない者が見、足のなえた者が歩き、ツァラアトに冒された者がきよめられ、耳の聞こえない者が聞き、死人が生き返り、貧しい者たちに福音が宣べ伝えられている。
6 だれでもわたしにつまずかない者は幸いです。」
7 この人たちが行ってしまうと、イエスは、ヨハネについて群衆に話しだされた。「あなたがたは、何を見に荒野に出て行ったのですか。風に揺れる葦ですか。
8 でなかったら、何を見に行ったのですか。柔らかい着物を着た人ですか。柔らかい着物を着た人なら王の宮殿にいます。
9 でなかったら、なぜ行ったのですか。預言者を見るためですか。そのとおり。だが、わたしが言いましょう。預言者よりもすぐれた者をです。
10 この人こそ、 『見よ、わたしは使いをあなたの前に遣わし、 あなたの道を、あなたの前に備えさせよう。』 と書かれているその人です。
11 まことに、あなたがたに告げます。女から生まれた者の中で、バプテスマのヨハネよりすぐれた人は出ませんでした。しかも、天の御国の一番小さい者でも、彼より偉大です。
12 バプテスマのヨハネの日以来今日まで、天の御国は激しく攻められています。そして、激しく攻める者たちがそれを奪い取っています。
13 ヨハネに至るまで、すべての預言者たちと律法とが預言をしたのです。
14 あなたがたが進んで受け入れるなら、実はこの人こそ、きたるべきエリヤなのです。
15 耳のある者は聞きなさい。


❶問題提起
かつてバプテスマのヨハネはパリサイ人たちから「あなたはエリヤですか」との質問を受けました(ヨハネ1:21)。
メシアがくる前にはエリヤが来てその道備えをするという預言を彼らは知っていたのです。
「 見よ。わたしは、 主の大いなる恐ろしい日が来る前に、 預言者エリヤをあなたがたに遣わす。
彼は、父の心を子に向けさせ、 子の心をその父に向けさせる。 それは、わたしが来て、 のろいでこの地を打ち滅ぼさないためだ。」(マラキ4:5-6 )
これは旧約聖書最後の聖句としても有名です。
ヨハネはその問いに「違います」と即答しています。
一方イエス様は「あなた方が進んで受け入れるなら、実はこの人こそ、来るべきエリヤなのです」(14節)とここで言われています。
一見すると、明らかに二人の認識には矛盾が見られます。

しかし、学びを深めていくと両者には何の矛盾のない事が分かります。
その学びとは、表層・文学的な聖書の読み方だけでは追いつかないものです。
神の人間の全歴史への干渉をトータルに俯瞰する見方を養うことが必要となります。
つまり終末的視点です。
誰もが分かることではないし、理解するにはそれなりの注意深さや時間が必要とされるので主は結語のようにして語られました。
「耳のあるものは聞きなさい」(15節)

❷預言理解の限界
当時の人々はメシアが2回にわたって来られることを理解していません。
一般民衆も十二使徒たちもヨハネ自身も、メシアが来られたのなら、たちまちにしてメシア的王国が成就されると期待していたのです。1度ですべてを成し遂げると。
後世の私たちは、神の国の進展プログラムをより明確に俯瞰できます。
最初は受難のメシアとして、死ぬために来られた事。
2回目は王なるメシアとして全世界を統治し、不従順な者たちをさばいて、メシア的王国を確立されるために再臨されること。

捕えられて獄中にいるヨハネからすれば期待していたメシア王国がいつまで経っても成就しない中で、イエスへのメシア信仰がぐらつき始めていたのです。
それが今回の記事に見るヨハネの質問となって現れました。
「さて、獄中でキリストのみわざについて聞いたヨハネは、その弟子たちに託して、イエスにこう言い送った。「おいでになるはずの方は、あなたですか。それとも、私たちは別の方を待つべきでしょうか。」  (マタイ11:2-3)

メシアが2回にわたって地上に来られるとすると、預言成就のためにはバプテスマのヨハネも2回にわたって来なくてはならない。
ここで主が言われた「あなた方が進んで受け入れるなら、実はこの人こそ、来るべきエリヤなのです」(14節)の意味が分かって来る。
当時ユダヤ人たちがイエスをメシアとしてして受け入れていたのならその時点でメシア王国が完成していたのであり、2回目の再臨は必要でなくなり、ヨハネはエリアとしての役割を果たし得ることになるということです。

❸将来再び来られるエリヤ
将来の大艱難時代の中で2人の証人が力強い働きをすると黙示録に預言されています。
この2人のエルサレムでの働きにより主イエスの再臨が準備されます。
このうちの一人が「この人たちは、預言をしている期間は雨が降らないように天を閉じる力を持っており、」 (黙示録11:6)とあることから、エリアである可能性が強いです。
そして他の1人は、モーセである可能性が強い。

神様の啓示は、時代の進展とともに私たちにより多く与えられてきました。
ある時点では分からなかったとしても、神の預言は一寸も違うことなく全て成就します。
それは歴史を振り返ってから分かることです。
そして今まで矛盾することなく成就してきました。

マタイ福音書17章で主はさらにヨハネについて次のようにに言っておられます。
「そこで、弟子たちは、イエスに尋ねて言った。「すると、律法学者たちが、まずエリヤが来るはずだと言っているのは、どうしてでしょうか。」
11 イエスは答えて言われた。「エリヤが来て、すべてのことを立て直すのです。
12 しかし、わたしは言います。エリヤはもうすでに来たのです。ところが彼らはエリヤを認めようとせず、彼に対して好き勝手なことをしたのです。人の子もまた、彼らから同じように苦しめられようとしています。」
(マタイ17:10-13)
12節は過去形です。ヨハネがすでに登場して、そのエリヤとしての働きを終えています。
11節は未来形です。旧約聖書で天に引き揚げられたエリアが登場するのは、将来の再臨前に起こることだからです。
#救済

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