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聖地旅行初日からピンチ

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アムステルダム上空で明け方を迎... アムステルダム上空で明け方を迎えました。 刻々と変わるグラディエーション 刻々と変わるグラディエーション ヨルダン・アンマン空港敷地内に... ヨルダン・アンマン空港敷地内にあるホテル
ここで眠れない一夜を過ごすことに。。
このロビーに日本組みが到着した... このロビーに日本組みが到着したのは午前5時を回っていました。
彼らも数時間の仮眠の後、朝食をして第1日目の旅行の開始です。
忘れもできないヨルダン・アンマ... 忘れもできないヨルダン・アンマン空港
聖地旅行最大の危機に、アンマン到着した時点から見舞われました。

同行されている87歳の久さんのスーツケースが届いていないのです。
オフィスで手続きをしますが、先方の片言の英語と協力的でない姿勢にヘキヘキ。
次の到着便が真夜中頃なので、翌日受け取りに来るように言い張ります。普通、航空会社が責任を持って宿泊先に届けるはずです。
近所のホテル到着後、ガイドのルツさんもそうなっているはずだとアドバイスされ、電話にて再交渉。でも、埒があきません。ついに一方的に電話を切られてしまいました。

そのスーツケースを心配して眠れないまま午前3時半、日本組を迎えに空港へ行く時間となりました。ところが迎えのバスが来ていません。
通年ですと冬時間でありイスラエルとも同じ時間帯のはずですが、今年だけはヨルダンは時間変更してないとのこと。理由は現地の人にも知らされていません。時計を1時間戻してから部屋で待つことに。
その後、皆さんを無事に空港でピックアップして、ホテルにチェックイン。

翌朝、朝食を早めに切り上げてから私だけ再び空港へ。
シャトル・バスから降ろされたターミナルが違うと窓口で言われ、もう一方のターミナルへ出直し。
今度は窓口は良いが私の航空会社の担当者が不在なので電話するようにと、番号を示される。出国前、携帯電話を海外でも使用できるように手続きをしておいて良かった。

電話に出た担当者とは、30分以上交渉しました。

「今夜の宿泊先はどこだ?そこへ届けてあげるよ。」 

「なぜ今夜なんだ? そこにスーツケースが届いているのはネットで調べて分かっているんだ。今受け取らせてくれ。」

「それなら、今日の午後2時過ぎに来てくれ」

「昨日、今朝8時過ぎなら受け取れると聞いているから今こうしてやってきたんだ。」

「いゃ~、その~… 明日の宿泊先はどうなっているんだ。本日と
、明日のホテルの住所を知らせてくれ。

「なぜ? 私はここまできているのにどうして渡してくれないんだ?」 

「それは~… いつまでヨルダンにいるんだ? その後の予定は?」

「だから、どうして今渡してくれないんだ!!?」

こんなやり取りが延々と続きました。
私の忍耐も限界まで来て、切れそうになった時、
「面接してやるから何処其処で待て」とのこと。

指定先に行って見て5分待っても現れない。
こうしていて、外で待たせているホテルのシャトルバスや間もなく出発時間を迎える旅行参加者が気になる。
それで再び電話する。

「お前はいなかったではないか」

「エッ、エエッ??」

担当者の言った場所名は彼が本来意図した場所ではない。
(それなら然々と言えよ)と言いたいところだがこれ以上意地悪されたくないので堪える。

彼はある書類を手渡すと数十mほどの建物を示しながら、そこにあるオフィスでスタンプを押してもらってセキュリティゲイトを通り、荷物用事務室に来るように命じる。

迷いながらもそのオフィスを探し出し、遊んでいる係官にスタンプを押してもらいセキュリティゲイトに。重々しく全身チェックを受けて荷物用事務室に行くと、部屋の前に肝心のスーツケースが鎮座してあるではないか!!
電話の御仁が出てきて受取用紙にサインをして、パスポートを見せるとようやくスーツケースを渡してくれた。

当初から、窓ガラス一枚離れたオフィスから彼がスーツケースを持ち出してくれたら数分で済んでいたはず。万事がノラリクラリとした意味不明の手続き。これらは暗にワイロを要求しているゼスチャーなのだろうか? 袖の下を使えばスムーズに進行したのだろうか。

とにかく念願のスーツケースを手にしてターミナルビルを出た時、牢獄から釈放された気分。シャトルバスを探すが見つからない。1時間も待ってくれるはずもないか。
仕方ないのでタクシーでホテルへ。旅行団全員はすでにバスに乗り込んでいて私一人の帰還を待っていた。

初めてのアラブ体験。
何というところだ!
このように腹を立ててストレスを抱えていたらこの国では生きていけない、ということでしょうか。
#旅行

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