バラード通りにあるキリスト教会
ダウンタウンペンダー通りにある中国人街
カナダとの国境を越え、USに戻ってきました。
安堵感。
同じ西洋の英語圏の国、距離にしても数時間しか離れていないのに、カナダと米国は大変違います。
う~ん、同違うのかうまく説明できないのですが、文化が似て異なります。
①先ず、人種・民族構成からして違います。シアトルでは良く見かけるメキシコ系、アフリカ系の方々をバンクーバーで見かけることはめったにありません。彼らへの移民政策が厳しいのでしょう。それに対して中国系が圧倒的に多いのがバンクーバー。しかもリッチモンドという街は、中国の国かと思うほど中国語の看板で埋め尽くされた街です。
②交通事情も違います。バンクーバーとその郊外は渋滞が多いです。都市部に住居と産業がシアトルよりもよほど集中しているように見受けられます。その周囲に見事で広大な自然があるのに、なぜバンクーバーの皆さんは広がって住まないのでしょう?おかげでダウンタウンの不動産価格は停滞の米国を尻目に今も上昇中。
さらにすぐ気づくのは、制限速度に変わりなくとも車幅がカナダは狭いです。国境を越えUSに入ると、気持ちに余裕を持って走れます。
あと、黄色信号から赤信号への変更時間が短い。そのため、これまで2回も赤信号違反で反則チケットをいただいちゃいました。米国のタイミングなら違反にならなかったはずです。これもカナダ社会への貢献だと思ってあきらめましたが、$160は痛すぎます。
③言葉も違います。同じ英語です。でもカナダはブリティッシュ・イングリッシュが生きています。トイレをUSでは Restroomと呼ぶのに対して、カナダでは Washroomとなります。Center は Centreとなります。ATMでの第二外国語のチョイスがUSではスペイン語なのに、カナダではフランス語です。レストランで食事するとカード支払いのチップは米国のレシート書き込み型に対して、カナダではターミナルに客が直接キーインします。これは広く行き渡っていて、どのレストランでも同じようなターミナルを使っていました。それも英語でなく、フランス語での表示。NONというフランス語だけ意味が分かりましたので、何とか自力で決済できました。
④政治的規範も違います。バンクーバーはよりリベラルです。同性愛者の司祭があちこちに登場した聖公会ではその問題で真っ二つに分裂しました。米国ではシアトルがリベラルで知られており、今回の大統領選でも民主党が優勢となるはずですが、さらにその先を行ってしまっています。南部バイブルベルトの家庭では師弟をカナダに留学させたくないでしょう。
もう15年も住んでいる米国の水が私には合っています。
国境を越えるとホッとしてしまいます。
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