体の持っている適合能力
10月
1日
約1時間ほど仮眠することができました。
それ以外の時間はi padでの作業に費やすことができました。
PCは大きすぎるし、バッテリーが続かないのでこれまで飛行中の作業はできなかったのです。これだけでもi padの意義には大きなものがあります。
没頭してると5時間なんて、すぐに経ってしまうものです。
窓側に座っていたこともありますが、その間1度もトイレに立ちませんでした。
家では常時水分を補給することもあって、ほとんど毎時のようにトイレに行っているのです。
こんなことから、追い詰められた人間の体はいかようにでも対応できるものであると知りました。
かつて大雪のためシアトルに着陸できないで、スポケーンに回されてしまったときのことです。次のフライトのチケットを確保するために朝5時から並びました。ようやくカウンターにたどり着いたときは、午後の3時を回っていたのです。その間一度もトイレに行くこともなく、立ち続けました。他の人たちは入れ代わり立ち代わりトイレ休憩をしていましたが、私は1人でしたので誰に頼むこともできず、行列に立ち続けたのでした。
10時間以上もトイレも行かず、食事もしないで立ち続けるなんて事は普段はあり得ません。
緊急事態の中、何としても次のフライトに乗ってクリスマスにまで帰宅したいという執念のようなものが私の体を対応させたのでしょう。
脳と体って密接に結びついてるんですね。