自分を知る戦い A Battle of Knowing Yourself
11月
5日
創世記3章の続き。。。創世記三章にはまだまだ霊の戦いのメッセージが含まれています。
恥、罪、サタンの罠の構造について触れますが、自分を知るということに戦いがあることと、自分を真の意味で知ることの勝利についてお話しします。
創世記Gen. 3:1-6
1 さて、神である主が造られたあらゆる野の獣のうちで、蛇が一番狡猾であった。蛇は女に言った。「あなたがたは、園のどんな木からも食べてはならない、と神は、ほんとうに言われたのですか。」2 女は蛇に言った。「私たちは、園にある木の実を食べてよいのです。3 しかし、園の中央にある木の実について、神は、『あなたがたは、それを食べてはならない。それに触れてもいけない。あなたがたが死ぬといけないからだ』と仰せになりました。」4 そこで、蛇は女に言った。「あなたがたは決して死にません。5 あなたがたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っているのです。」6 そこで女が見ると、その木は、まことに食べるのに良く、目に慕わしく、賢くするというその木はいかにも好ましかった。それで女はその実を取って食べ、いっしょにいた夫にも与えたので、夫も食べた。7 このようにして、ふたりの目は開かれ、それで彼らは自分たちが裸であることを知った。そこで、彼らは、いちじくの葉をつづり合わせて、自分たちの腰のおおいを作った。
★ 同意の力 Power of Agreement
以前にも話しましたが、同意の中に力が働きます。私とエリックも結婚の誓いをして同意の上で、家族としての人生が成り立っています。その同意によって、経済的にも精神的にも、将来も、いい時も悪い時も、全てが二人三脚になります。神との同意、約束の中に生きる時、エデンの二人には祝福がありました。しかし、サタンが横から来て、「本当に神はそう言ったのか?」「あなたはこの実があなたを神のようにするのを知らないのか?」という惑わしの言葉さらに、「死なない」という嘘を入れてきました。アダムとエバは、行動によって、神よりも、サタンの言うことに同意したことを表しました。同意に力が働きますから、サタンに自分の人生を支配する権利を与えてしまったのです。
★ サタンの策略 Satan’s scheme
同意の力を自分の方に引き寄せるのが、サタンの策略です。
嘘との同意…先週の話しでもありましたが、私たちは信じている通りに行動をするのです。信じるためには何かに同意をしなければいけません。サタンは、あなたの同意を自分に常に向けようとするのです。そうしたら、世話が無いのです。あなたに毎日付きまとわなくても、あなたはずっとサタンの敷いたレールを走るからです。
「悪魔の手紙」というシー・エス・ルイスの本を読んだことがあるでしょうか。日本語でも読めます。サタンがその弟子にどのように人間をだましたらいいかということを指導する手紙です。しかし、読むと身につまされ、いろいろと教えられます。
The Screwtape Letters by C.S. Lewis
Enemy makes us busy/performance/ be religious, spiritual … 忙しくさせ、何かを上手くやることに集中させろ、宗教にこらせ、霊的にさせろ
Make disappointed. がっかりさせろ
Two persons fight each other. Let them say bad things each other. 二人の人がいたら、喧嘩させて、互いに悪口を言わせろ。
Let them Self-talk negatively 自分自身に対して否定的に呟かせろ
Compare themselves to others even in the church. 人と比べさせろ、教会でも
Let them focus on their sins and others’ sins. 自分の罪と他人の罪にこだわらせろ
Let them avoid sincere/vulnerable prayers 心からの弱さからくる祈りを避けさせろ
◎人間関係の法則Law of Relationship
サタンは、ここで何をさせたいのだと思いますか。そうです、神様と顔と顔を合わせて持つ関係から私たちを離したいのです。「関係」から話せば、サタンは私たちを楽勝で破滅に向かわせられるからです。これが、敵の策略であり、罠です。
★ 真理はあなたを自由にする The truth set you free
ヨハネJohn 8:31-32
31 そこでイエスは、その信じたユダヤ人たちに言われた。「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。32 そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」To the Jews who had believed him, Jesus said, “If you hold to my teaching, you are really my disciples. 32 Then you will know the truth, and the truth will set you free.”
★ あなたにとっての真理とは何か? What is your truth?
◎ 勝利の鍵は自分自身・あなたに関する真理を知ること Key is to know yourself
① キリストにある自分 In Christ
神様との関係にフォーカスすることが私たちを守ります。わたしたは、サタンの罠に引っかからないために、必要なことがあります。それは、神にあって、自分が何者であるかということを知ることです。
あなたは、キリストにあって、新しくされた、今や、神の子供です。神の子供ですから、あなたは、神の国の王子、王女です。また、キリストの身体、キリストの花嫁です。花嫁だけが、花婿イエス様の寝室に入ることができます。一番親しい存在だからです。また、キリストと一つにされている存在です。私の罪は、全てキリストの十字架の業により、赦されました。私の人生はキリストによって買い取られ、キリストに属するものとなりました。これが、私のアイデンティティです。
② 自分の弱さ・恥について知る Your weaknesses and shame
以前、弱さの中にある恵みについて話しましたが、よく、クリスチャンの人で、一番目のアイデンティティだけを唱えて、後は、知らんぷりする人もいます。ある意味で、それは正しいのですが、私たちは、何から自由になったかはっきり知っておかなければ、また罠にはまるのです。違う言い方をすると、裸になることを知らなければ、自分の裸を葉っぱで覆うような信仰生活をしていては、隠れた部分が敵の攻撃の対象となるのです。隠れた部分に、サタンは語り掛けます。「本当に神はそう言ったのか?」「神はあなたに教えなかったのか」と。
自分の弱さの傾向を知ること、自分の恥の持ち方を知ることはとても大切です。
◎隠れるHiding
敵の嘘は、いつも私たちの弱さ・恥を隠すように仕向けてきます。私たちはそれを受け入れやすいのです。エバにとっては、「私には神は教えてくれなかった。」という自分は選ばれる資格がないのだという恥から来ました。エバがすぐさま実を取ったという姿からもうかがえます。
私たちの信じていることが私たちの行動に現れます。
私たちは、自分の弱さ・恥をれば知るほど、強くなり、自由になります。弱さに神の真理を迎え入れるからこそ、私たちは、成長し、サタンの嘘から守られます。
ヨハネJohn 8:31-32
31 そこでイエスは、その信じたユダヤ人たちに言われた。「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。32 そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」
あなたの恥は、どこに現れているでしょうか。恥は、顔と顔とを合わせることをおっくうにします。あなたを忙しくさせ、うまくやることに集中させ、自分の罪について悩みすぎ、人の罪が気になりすぎる、人のうわさをする、悪魔の手紙の中にあることは、全部、顔と顔とを合わせる関係を避けさせるものばかりです。
◎どのようにして自分の恥を見つけるか Finding your root of shame
問題があれば、そこから見つけられる。どうして、私はこんな行動をしたのかと考えてみる。どうして、こんな気持ちになったのかと振り返ってみる。振り返り、自分を吟味せずには自分の恥が分かりません。また、他人とのかかわりがなくては自分の恥はわかりません。人間関係のクオリティからも考えられるでしょう。自分の人間関係の築き方からも。。。
★ 裸でいられることが勝利 Stay being naked before the Lord
創世記Gen 3:7 彼らは裸であることを知り、自分たちの裸をいちぢくの葉で覆って隠した。
ここを読んだとき、なんとも言えない悲しみが私の心に来ました。
自分の姿を隠さなければならないとは、なんと悲しいことでしょうか。
あなたはどこにいますか? と神は今日も探しておられます。裸で神の前に出ましょう。自分の裸の姿を、自分の力で隠すのはやめましょう。
◎恥は、見つけられると力を失う。Shame loses its power when it exposed. 恥は、そこに空気が触れると小さくなる。Be vulnerable!
ガラテヤGalatians 3: 27
バプテスマを受けてキリストにつく者とされたあなたがたはみな、キリストをその身に着たのです。for all of you who were baptized into Christ have clothed yourselves with Christ.
キリストを着ている、ということを日々確信しながら歩みましょう。