お腹がへってきたなぁ・・・。
みなの気持ちが一致してきた頃、
頂上に到着・・・。
「おおっ!これから鍋だ」
と、不謹慎にもまずこの言葉が浮かんできてしまった。
普通山に登ってきて頂上に到着となれば、
「ついに頂上にきたぁ・・・!!」
だろ・・・。
しかし、山での鍋の味が忘れられない身には、
やはりまず鍋なのだ・・・!!(^o^)丿
鍋の巻きはコメント欄につづく・・・↓↓
「代官の休憩所跡」を過ぎて歩いていくと、
涸れた沢に出た。
この寒さに岩も硬く見え、
色も少し冷たいものに消える・・・。
雨が降るとあっという間に、
濁流となって流れ落ちていくのだと思う。
今は水も涸れはて、
静かに寝ているようだ・・・。
2008年の締めくくり登山、
というほど大げさな登山ではありませんが、
「浅間尾根」を縦走してきました。
この「浅間尾根」というのはその昔々から、
甲州街道につながる峠道だったようです。
山梨から江戸への道路だったわけですね。
そのせいかちょっと歴史的な建物があったりと、
面白い登山になりました。
いつものようにゆるゆるとご案内していきます。
くれの忙しい中のん〜〜〜びり楽しんでください・・・(^o^)丿。
まずは最寄り駅到着から・・・。
青梅線「武蔵五日市」の駅からスタートです。
以下、コメント欄へ↓↓
日帰り登山ながら、
「浅間尾根」登山に行ってきます。
寒そうなのですが、
天気は最高ですね。
一気に登って来ます・・・!!(^o^)丿
最後の吊り橋を渡って、
しばらく歩くと登山道の出入り口があった。
外に飛び出すと、
森が切れて視界がパッと開けた。
いよいよ現実の世界へ舞い戻ってきたというわけだ。
「奈良田温泉」に浸かるには、
40分道路を歩かなければならない。
帰る電車の時間を考えると、
あまりのんびりも出来ない・・・。
少しの休憩の後、
「奈良田温泉」に向かって歩き出す。
舗装された道路を歩いていると、
もうまったく山の雰囲気はない・・・。
もちろん都会に比べれば、
まだまだ緑豊かな場所であることにはかわりがない。
しかし、ついさっきまでの山の世界が、
すでに遠くなったような気がした!!
今、歩いている空気感が、
山道を歩いている時と、
あまりに差が大きいということだろう・・・。
温泉に近づくにつれてますます距離感が出てきた。
と同時にまた登ろうという気持ちがわいてくる。
きりがない堂々巡りだ・・・。
「大門沢下降点」を後にして、
いよいよ下りの急坂に入った。
はるか下を見ると、
下るべき沢が見える。
いよいよ南アルプス屈指の縦走路。
「白峰三山」ともお別れだ・・・。
右ひざは踏み込むごとに痛みが走った。
しかし、下らないことには、
「奈良田温泉」の湯船に身を沈めることは出来ない。
やはり山の帰りは温泉だ。
これを省略しては山を登る意味の半分はナシになってしまう。
それだけはなんとしても避けたい・・・!!
本題に入る前に「白峰三山」をどう読むか・・・。
読み方が分からんという方のために、
正式な呼び方を書いておきます。
「しらねさんざん」と読みます。
北岳、間ノ岳、農鳥岳の三山をさしての呼び名です。
ついに下りの起点「大門沢下降点」を目指す。
「農鳥岳」のからの「北岳」の優美な姿に別れを告げて、
「白峰三山」から地上への下降点となる、
「大門沢下降点」へ出発。
「大門沢」の下りは6時間・・・。
膝の痛みはすでにあきらめて、
とにかく「奈良田温泉」を目指して降りなければならない。
帰りの時間を考えるとのんびりはしてられない・・・。
O隊長の「3:30までに「奈良田温泉」に着きましょう!!」
温泉でもゆっくりはしてられない時間だ・・・。
恐怖の雷雨から一夜明けると山の空は快晴だった・・・。
朝焼けが眩しい・・・。
昨日の大荒れの空がうそのようだ。
変わりやすい山の空そのものだ・・・。
朝焼けの中を「農鳥岳」へ出発した。
昼食を済ませて少し休憩。
しかし、天気がどんどん悪くなってくる。
太陽が出ていると昼寝タイムもありだが、
どうもそんな天気の状態ではない・・・。
昼食で出した荷物をザックに片付けると、
記念撮影・・・。
「農鳥小屋」に向かって歩き出した。
「間ノ岳」から「農鳥小屋」まで、
一時間の歩程だ。
ゆっくり歩いても小屋で、
十分昼寝の出来る余裕のあるコースタイムだ。
しかし、天気はどんどん悪いほうへと傾いていく・・・。
雨も降ったり止んだりだが、
雨脚は確実に強くなってくる。
そのうちに雨がヒョウに変わっていることに気がついた。
しかし、雨よりむしろヒョウのほうが始末は良い。
雨だとかなりぬれるが、
ヒョウだとそれほどダイレクトにはぬれないですむ。
しかし、悪いことに遠くで雷の音が聞こえだした。
山の雨は特になんでもないが、
雷、これは恐怖だ!!
雷に対しては草木のない稜線ではまったく無防備になる。
いつ誰におちてもおかしくない状態になる・・・。
それでもまだ遠くに聞こえてるだけだ・・・。
楽観的な気分とはまったく裏腹に、
雷はどんどんこちらに近づいてくる。
近づきだすと早い!!
稲光とともに雷鳴がとどろき始める。
北岳山荘を出発して、
40〜50分で「中白峰」に到着。
山頂の手前で人影を見つけ、
もうすぐそこだなと勇んで歩くが、
実際はなかなか到着しない。
山の七不思議というか、
もう目の前に目標が見えてるにもかかわらず、
目視の距離よりはるかに時間がかかる・・・。
そんなことだろうと、
長年の経験で分かってはいるが、
まあ登りからは早く開放されたいという気持ちがあるから、
気持ちは焦る・・・。
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