「燕山荘」には、
うまいコーヒーの飲める喫茶室がある。
御来光を拝んで帰ってきて、
出発までのひと時をコーヒーで過ごす・・・。
なかなかこれだけの設備がある、
3000メートルの山小屋ってそうはないですよね。
凄い虹と強烈に染まったご来光を見てきたあとだけに、
コーヒーでほっとできるのはうれしい・・・(^。^)
ここから「常念岳」に向かって縦走です。
O部長、ボカさなくてもよさそうでしたな・・・。
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御来光に目を奪われていると、
O部長が後ろに虹が出ているとささやいた。
「えっ!」と思って振り返ると、
「槍ヶ岳」と「奥穂高岳」の間、
「大キレット」あたりから、
雄大な虹が天に向かって伸びていた・・・。
「大キレット」といえば日本でも有数の難所。
そこから虹が立ち上るなんて・・・。
こんなことがあるんだ・・・。
何十年と山に登ってきて、
初めての出来事に唖然とした・・・。
とにかく撮影だとカメラを構えてシャッターを押す・・・。
なにやら興奮していてマクロ設定のままシャッターを押していた。
ピントがピシッといってないのはそのためです・・・。
相変わらずそそっかしい自分がいきなりそこに立っていた。
虹は徐々に薄くなっていって最後は消えていった・・・。
大自然のあまりの演出に、
ただ呆然と消えていく虹を眺めるだけだった・・・。
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夜明け前から「燕岳」の頂上を目指して登っていく。
道はごく登りやすい道で頂上到着。
御来光を待つ・・・。
太陽が昇ってくる直前。
天の底が火のついたように赤く染まってきた。
強烈な山の夜明けだ・・・。
一日の始まりはこのような強烈なエネルギーで始まるのだ。
何度見てもこの荘厳さは下界では味わうことはできない。
言葉もなくカメラのシャッターを押しながら、
飽くことなく眺めていた・・・。
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夕食は遅く到着したこともあって、
最後の組の7:00から・・・。
大食堂で3案回くらいに分けるほど、
登山者が来ているということだ。
まあ、ここはマンモス山小屋だ。
人気のルートだけに、
幅広い年齢層が登ってきている。
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徐々に日が傾いてきて、
空が赤く燃えてきた・・・。
北アルプスの夕暮れだ。
この時で午後7:00くらいだろうか・・・。
雲の湧き上がる、
さらに上の空の天井に火がついたようだ。
明日の御来光はどうだろうか、
お天気になるといいな・・・、
と、考えながら「燕山荘」の大食堂へ向かった・・・。
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本館からはだいぶ隅にある別館へ・・・。
これほんとにシンプルな作りですよね。
それもそのはず、
かいこ棚が三段になっただけの作りです。
やはり時期的に混むんですね。
中の様子は下のコメント欄へ↓
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午後5:20 「燕山荘」到着。
「燕山荘」直下でかなりばてたが、
だいたい想定時間内に到着。
回りの風景は一変してアルプスらしくなった。
これがいいんですよね。
かなり大きな山荘だが、
我々の泊まる部屋の割り当ては離れの小屋。
ここは完全なカイコ棚・・・。
寝るスペースがしっかり取れればいいのですが・・・。
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「燕山荘」まで後一時間くらいのところまできた。
風景がアルプスらしくなってきた。
こういう風景が出てくると励まされる。
頂上での風景が楽しみなってきた・・・。
まだ後一時間は登りが続く。
気を引き締めないといけないところだ。
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15:45ころ ようやく「合戦小屋」に到着。
ここまで来ると「燕山荘」まで残り一時間余り・・・。
5:30までには着けるだろうか・・・。
そんなことよりまずスイカだ・・・!!
渇いた喉には、
この甘みのあるスイカの水分は天の水に感じる。
最高・・・!!(^。^)b
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「富士見ベンチ」を過ぎるといよいよ高山らしい登りとなった。
しかし、「第三ベンチ」までの登りに比べると多少傾斜は緩くなってきた感じはする。
こういう岩ごろの道はやはり木の根と同じで、
股関節に響いてくる・・・。
体が硬くなってる証拠のようだ・・・。
眼前に現れる岩も登るにつれてかなり巨大化してくる・・・。
「合戦小屋」まではもう少しというところだ。
スイカが待ってるという餌に飛ぶつくがごとく登る・・・。
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