岡田准一の使っていたカメラは、
キヤノンF1だった・・・どうでもいいけど('◇')ゞ
久しぶりというか休暇が取れたので、
見たいなと思っていた「エベレスト(神々の山嶺)」
見てきました。
久しぶりに快晴の空の下、早朝に走りましたが、
映画館についてみたらまだ開いてませんでした・・・。
いまいちだなと思いつつ開館と同時に入場。
さすがに平日の午前中ということで人は少なかった。
真ん中のいいところに座る。
この映画は原作も読んでいるので、
どんな感じに描かれてるのかなというのも興味でした。
映画が始まると同時に圧倒的なエベレストの風景に圧倒されました。
主演は3人ですね。
尾野真千子、岡田准一、阿部 寛。
脇を芸達者な役者が固めていた。
原作はかなり長大な作品なので、
どうまとめるのかなというのが興味でしたが、
太い芯の部分をうまく抽出していて見ごたえがあった。
ただ小説では主人公たちの性格の成り立ちも書かれていましたが、
映画では省略してあったので、
その辺の機微は分かりにくかったかもしれない。
それでも山屋の男同士共鳴しての行動はとてもよかった。
女性の出演は尾野真千子一人。
出番はそんなに多くはなかったけど、
存在感を出していてなかなかでしたね。
それにしても圧倒的なエベレストの自然には圧倒されますね。
現地撮影は大変だったんじゃないかな。
最後の場面は凄かった・・・。
ベースキャンプでのラストシーンでは、
尾野真千子の息が常に荒かった。
空気の薄いのが分かります。
とにかく見ごたえがあって凄い映画だった。
この映画は原作も読んでいたので、
かなり興味深く見ることができた。
原作にないシーンもあったがそれがより理解を深める効果があったと思う。
なんとも見た後にひかれるもののある映画だった。
姉弟の二人が祖父の宮部久蔵の戦歴を訪ねるという構成だ。
原作にはそのいきさつも書かれていたが映画では簡単になっていた。
宮部の足跡を訪ねる最初の登場人物は、
「宮部は航空隊一の臆病者で恥だ!」と罵倒するところから始まる。
この役は平幹二郎だが、
のっけから迫力ある声と言い回しで、
少々ドキッとさせられる。
臆病者というところから話は始まるが、
その一言では終わらない宮部の真の姿が、
取材する老人たちの口から語られ次第に明らかになっていく。
一度だけ妻役の井上真央の待つ家に帰ってくるシーンがあるのだが、
ここがテレビのコマーシャルになっている場面だ。
ここで「必ず帰ってくる」と言い残してまた戦場へ戻っていく宮部。
真珠湾から始まって沖縄戦まで、
若い搭乗員とのかかわりの中で、
死ぬんじゃないと繰り返す宮部。
しかし、戦況は特攻隊を編成するまで悪化。
その特攻隊を掩護して突入させるということを繰り返すうちに、
次第に変わっていく内面・・・。
自分を訓練の時に辛くも体を張って助けてくれた隊員と、
特高の日ゼロ戦を52型から21型に変えてくれるように頼んで、
そのまま飛び立っていく・・・。
結局、若い特攻隊員はエンジン不調に見舞われ喜界島に不時着。
ここのところがなんとも深い場面になっている。
なんだか泣きそうになったな。
宮部は52型のエンジンが不調になることを見抜いていた・・・。
若者を残して自分は特攻で死んでいったということだ。
分で書くとこれだけだがこのあたりのことは、
原作を読んでも映画でも泣けてくるね。
原作では本編と同時進行で若い姉弟の複線のドラマも書いてあって、
これがまた非常にいい!!
主演の岡田准一は原作の主人公の個性と重なって、
なかなk良かったなぁ・・・。
最後の特攻で突っ込んでいく表情の変化は素晴らしい!!
井上真央も若手女優で見るまではどうかなと思っていたが、
これも熱演だった。
一日だけの滞在を終えて帰る宮部の背中を掴んで離さない、
これはいい表情が出ていて泣かせたな・・・。
若い搭乗員役の俳優もそれぞれの性格を出していて、
しっかりメリハリがついてい素晴らしい!!
訪ねて歩く老人たちもベテラン俳優で、
セリフの言い回しから雰囲気から、
場の空気をピンと張りつめたものにしていて、
長いセリフをしっかり見てるものに伝える。
いい緊張感があった。
いろいろ戦記物を見てきたが、
この映画はちょっと違う・・・。
特に空戦場面の臨場感はビックリだ!!
スピード感が結構凄い。
父親が見たらなんというかななどと考えたりした。
こういう中に父親の青春があったのかなと思うと、
なんとも考えさせられるものがある・・・。
もう少し戦争中の話を聞いておけばよかったなと思うと残念だ。
8月5日、猛暑日が復活した日。
歩いていてフラつくようなすでに猛暑の午前中に、
ジプリの「風立ちぬ」を鑑賞した。
この映画は、ゼロ戦開発者の堀越二郎氏の半生と、
堀辰夫の「風立ちぬ」を混ぜたような映画だ。
しかし、兵器としてのゼロ戦はほぼ出現せずに、
飛行機開発ということが主になっている。
ゼロ戦を期待してるとちょっと肩すかしかもしれない。
しかし、主人公の一人「菜穂子」の存在は大きい・・・。
飛行機開発という硬派な筋立てにもう一本の伏線が味わいがある。
話は主人公の学生時代から始まる。
ここで出会った菜穂子との再会。
これが実にいい。
最後彼女の結核ということからの話は、
一つのクライマックスがあって、
歳のせいかうるうるきたね・・・。
一つあれ!?・・・と思ったのは、
この菜穂子という女性の名前は「風立ちぬ」ではなくて、
堀辰夫の別の小説「菜穂子」から来てるんじゃないかと思う・・・。
なんかほんとある種ごちゃ混ぜになってる感じはした。
飛行機という文明の利器の夢と残酷。
この二面性を描いてると思う。
最後の戦闘機や爆撃機の残骸を行く主人公・・・。
言葉はなく淡々とした姿が意味の深さを象徴してる気がした。
主人公のせりふ回しも技術者らしく、
淡々とした感じと菜穂子との最後の日々を迎える時の激情の対比が、
いい感じにメリハリがあってよかった。
声を担当したのは素人ということで、
それがかえって成功してた気もした。
妙に作らなかったのが、
逆に効果を上げていたという気がした
映像はさすがジプリという感じ・・・。
関東大震災の場面など圧巻だった。
時代の街の風景から外国まで幅広く扱っていたが、
街の雰囲気空気感をしっかり描いていたと思う。
こういうところはさすがに手馴れているのかな・・・。
堀越二郎氏のゼロ戦開発の半生ということで、
どんなことになるのかなと思っていったが、
新しいものを生み出そうとする情熱と、
飛行機の持つ夢、そして兵器としての道具。
これがテーマだったかなと勝手に解釈して映画館を出た。
今日、話題の映画「レ・ミゼラブル」を見てきました。
映画も久しぶりです。
外の空気はかなり冷たくクリスマス寒波を実感する中、
娘と映画館に向かいました・・・。
初回9:05からほとんど満席。
関心の高さを感じました。
映画と言えばこれがなかなか見応えがあり、
最後は若干涙ぐむ場面も・・・。
話はかのビクトル・ユゴーの名作。
全体がミュージカル仕立てですが、
話が重いので軽さはなかったですね。
ジャン・バルジャン役のヒュー・ジャックマンは頑張りましたねぇ・・・。
大熱演じゃないかな・・・。
最後ではほんと涙ぐんだね。
娘は泣いていた・・・。
ただ一つちょっと残念かなと思ったのが、
捕縛役のジャベール役のラッセル・クローがどうも優しいおじさんに見えて、
若干存在感が薄くなったことかな。
もう少し敵役として冷たく残忍で執拗な捕縛役の雰囲気が欲しかった。
原作ではそんな感じが強かったと思う。
前半の見せ場となる銀食器を教会から盗む場面では、
司教の役のコルム・ウィルキンソンが抜群の演技でいい味わいを出していた。
ほんの短い時間だったがこれは光ってた。
フォンテーヌ役のアン・ハサウェイが女工から売春婦に身を落としていく役柄を、
これまた実にリアル感を持って演じていて凄かったですね。
娘のコゼットをジャン・バルジャンに託して死んでいくんですが、
熱演でしたねぇ・・・。
コゼットを預かっている安宿の夫婦がコゼットに冷たい態度で、
小悪党らしい雰囲気を上手く演じていて、
なんか人間臭い滑稽さがあっていい味出していた。
ここから話は一気に10年後のパリに飛びます。
ここでトイレに行った人は一瞬なんだかわからなかったんじゃなかったかな・・・。
3時間の映画だから無理もないですが・・・。
成長したコゼット。
街には革命の熱気が渦巻いていて、
その中の若き闘士マリウスと恋に落ちる。
しかし、若き闘士を慕う娘がいて、
この役のサマンサ・バークスが短い出番の中で、
悲しみと切なさを全身で表していてちょっと泣けたなぁ・・・。
革命の中で若き闘士をかばって銃弾に倒れてしまうんですよね。
ここはもうちょっと軽めで終わってほしかった気がする・・・。
悲しすぎる雰囲気があった・・・。
この革命の銃撃戦の中では子供も撃たれて絶命。
この子がちょこまか動いて可愛かった。
大人の死体が並べられてる中に横たえられてる姿はちょっと残酷すぎないか・・・。
最後はコゼットとマリウスが残るんですが、
ここまで見てるとなんだか涙ぐんでしまいますね。
監督のこれでもかみたいなところがあるから揺さぶられてしまう・・・。
久しぶりに堪能出来る映画だった。
これは小沢征爾と村上春樹の対談集という形をとっている。
指揮者小沢征爾の音楽感。
また各時代の音楽家についての感想。
指揮者としての自身の取り組みなど・・・。
世界の小沢が何を考え実行してきたか・・・。
村上春樹との対談がなかなか面白い。
この本はまだ完読までいってないが、
かなり興味深くまた面白い・・・。
ピアニストで今や日本の音楽界の重鎮でもある、
中村紘子が自身審査員を務めたm
ロシアの世界的コンクール「チャイコフスキーコンクール」を、
いろいろな話を絡めながら興味深くつづっているエッセイです。
コンクールの内実に触れるだけでなく、
音楽界が抱える問題をも内包した話には、
興味を覚えます・・・。
実際に審査員として参加した体験からの話なので、
読み応えがありました。
最近読み終わった音楽系の本で面白かったのはこれ・・・。
著者がクラシック音楽の専門家でもなく、
美術関係の専門家でないというのが、
この本を分かりやすくしてると思う。
まともに良し悪しを書いてるので結構読めるね・・・。
昨日は教室の2012年、弾き初め会でした。
お正月練習がままならないのですが皆さんよく弾く・・・。
一番最初に弾きましたが、
なかなかの下手ぶりでした・・・(_ _)\
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