ギター余話

現在位置を確認したところで、

再び「奈良倉山」を目指して出発。


彼はの道を踏んで歩く･･･。

枯草を踏むソフトな弾力が、

登山靴の靴底を通して伝わってくる･･･。

都会にはない感覚だ。

しばらく行くとO部長が立ち止まって呼びとめる。

「なんじゃ」と振り返る。

珍しい花が咲いてるということで、

近づいてのぞいてみると、

なんと！！

花びらから髭の生えている花だ･･･。


何枚か撮影したが、

こうして見ると異様な感じだ。

祟りがなければいいが･･･。



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この登り道から一気に急坂になる。

しかし、この急坂は、

なかなか低山とは思えない厳しさ･･･。


これがどこまで続くのか･･･。

僕の後に道はできる、

なんて詩的な気分には絶対にならない登りだ。


こういうときが一番日ごろの運動不足を反省する時だ。

しかし、下りてしまうと、

反省は絶対に生かされないのも事実だ･･･。

そろそろこの急坂もいやになったと思うころ、

道は平坦になり「奈良倉山」に到着。


13000メートルくらいだがこの登りはつらかった。

まあ、ほんとにいやになる前に着くように設計された道なのだろう。


軽く脅されたようなものだ･･･。


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この山頂も一部開けていて、

山の景色を見ることができる。

お天気がいいと富士山がばっちり見えるようだが、

今日は曇っていてうっすらと見えるくらい･･･。


「簡単には顔を見せないぞ！！」

と言われてるようなものだ。



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少し休憩の後、

「大マテイ山」目指して出発。


新緑がますます深くなっていく･･･。

この新緑の下を歩いてるとがうれしくなってくる･･･。


歩きながらにやにやするわけではありませんが、

僕は幸せだなぁ･･･、

の気分にはなっているのです。



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この緑があるから、やめられないんですよねぇ！

山の新緑は目にしみます･･･。

そして山の空気は体にしみます。


この二つだけで山に登る意味があるんですよね･･･。

ベテランでもそんなことがあるんですね。

無事でなによりでした。

やはり地図に書いてあるところが、

認識しているところと違っていることがあります。


通り過ぎていたりまだ着いていなかったり･･･。

ある程度現在位置を認識する必要はありますね･･･。

山登りお疲れ様です。

緑を浴びながら疲れるのがいいんですよね。

この新緑の中を歩いていると、

多少調子の悪いところも治ってしまいます。


今回は行く前に喉が痛く、

また肩の調子が悪かったのですが、

下山するころには治ってました･･･。


いつも不思議に思うところです･･･。

標高１３４９ｍもあるんですか。

私にしてみたら充分高く思えます。

決して低い山ではないのですが、

どちらかといえば低山の部類でしょうか･･･。


でも、遭難の危険はある山ですよね。

登山道の確認は重要になってきます･･･。

無限大な落ち葉の数・・・これが山の栄養になっているのですね。

桜の散った花びらと同じように、壮大な感慨を覚えました。


珍しい花は、人間が見てはいけない花だったのでしょうか？

祟り・・・に笑ってしまいました。


新緑に包まれたところで、続くなのですね。

ほんとにちょっと見たことのない花でした。

花びらにひげを生やしている花はそうはないですよね。

形は蘭系の花だと思われますが･･･。


なんか不気味ですよ･･･。