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投稿日 2017-12-21 06:29
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
空になった缶コーヒー すぐに温もりを消し 握っていると 冷たさが未練を切る 冬は厳しい 寒さに痛みが伴い 残された温もりにも 容赦などない 風を引き連れて電車 前髪が揺れれば 足元のおもてなしが 待っていた 肩を落とし 身を委ね次へ向かう...
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投稿日 2017-12-20 08:56
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
詩/いけない
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投稿日 2017-12-18 21:00
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
街で女性とすれ違った時 ほのかに香る記憶の匂いを 嗅ぐことがある 顔も覚えていない 声も覚えていない わかっているのは私が幼稚園児の時 毎日のように感じでいただろう いい匂いってことだけ 先生を好きなイメージが この匂いと結びつき心地よくなる 何という香水なのかも知らない 知らない方がいいのかもしれ...
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投稿日 2017-12-18 20:58
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕はくねくね道が とっても好きなんだ えっ 捻くれものだって そんなことはないよ だって僕の心はいつも 真っ直ぐな一本道なんだ だから なおさらくねくね道に 迷ってみたいと思うのさ 僕って やっぱり変かな いいのいいの 揺るぎない真っ直ぐが 僕にはあるんだから 余裕でくねくね道で遊ぶんだ だってだっ...
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投稿日 2017-12-18 20:57
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
潰れて干からびたカエル 道端で日々、黝ずんでゆく 誰も葬ることもなく カエルの死んだ寂しさを 知らないふりして歩く 僕らは残酷に道を歩く 歩き方も知らず厄介を避け 行き先を見失いながら...
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投稿日 2017-12-17 12:07
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
右手と比べると細くなった左手 左手をグーパーグーパーする 予想していた以上に早く 動かなくなってゆく左手 痺れにさすり刺激を与え 悔むより今までありがとうと もう受け入れている そして障害が続いていけば 僕にとって障害が障害でなくなる 真っ直ぐ流れた水を止めようとしても 横に逸れながらまた流れていく...
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投稿日 2017-12-16 13:06
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
詩を書くひとには 「わたしは詩を書くの」 というひと 詩を書いていることを 隠すひとがいる 自分は積極的な前者 先日 「〇〇さんは詩とか書かないの?」 と躊躇なく訊く 「ああ、自己満足のやつね」 と返ってくる 「満足するっていいね」 と微笑んだ...
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投稿日 2017-12-15 10:03
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
目標を立てると わりと頑張ってしまうタイプ 詩を書くことでの目標はないが スマホゲームのパズドラにはあった ランキンダンジョンという企画で ランキングで自分が全体の 1パーセント未満に入ることだ もう学生の柔軟な頭には パズル力で敵うわけはないが オジサンの今まで生きてきた どうしようもない知恵と ...
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投稿日 2017-12-13 10:48
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
それ〜 神ってるぅ〜 死ねっ 最近、そんな言葉を 耳にすることが多くなった この間、言葉の神さまが言っていた 人間を言葉のない世界へ戻し 心をとり戻してもらうか 来年、一年は様子をみよう どうやら、死ねっ って言葉に悲しでいらっしゃる 「おい、そこの君 その言葉、俺は許さない!」 (理由はいらない、...
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投稿日 2017-12-13 08:06
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
布団から感じとる時間 午前四時といったところだろう 時計を見なくてもまだ早いのはわかる 今朝はプラスチックゴミの日 月曜日と木曜日は一般ゴミ 隔週で瓶、金属、ペットボトル 繊維ゴミなどが入ってくる なんだかゴミだけでも 忙しい感じになってしまうが 街にゴミがあふれることを 考えればその習慣は大事であ...