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投稿日 2017-12-02 10:31
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
Dear From繰り返す手紙は自分を裏切らない確実に戻ってくる親愛円形矢印は孤独と言われるが生きるための純度のユーモアなのに知られていないお前は知っているんだろう俺に愛されていることFrom Dear...
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投稿日 2017-12-02 09:51
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
君は夢を追いかけるひと?僕は現実を追いかけ過ぎてもう夢の中でしか生きられないほどイカれた詩を書くひとになってしまった正確さなんてもう求めやしないだって僕の存在について考えようとしてもどうせほらっいつものメシ食ってからにしよう、と食道に現実をながしてしまえばほらほらイビキをかいて眠ってしまうのさグー、...
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投稿日 2017-12-01 23:37
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
主観的やさしさが客観的やさしさに叩かれた僕のやさしさは僕以内、僕以上ではなかった今までずっと、ずっと主観的やさしさが客観的やさしさに叩かれたそれは僕にとって本物のやさしさだった...
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投稿日 2017-11-29 14:38
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
渋谷の空に流れる雲それ以上に俺は速く流されている交差点の人混みで交わらない視線はそれぞれの人生が真っ直ぐとひとに在るものが俺には無いように思えて劣化してゆく勢いは強くなるやっと辿り着いた向こう側息が上がりしゃがみ込んだアスファルト振り向き歩くひとから感じる疎外感俺は歪んだ視線でひとの顔色を気づかれな...
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投稿日 2017-11-27 22:14
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
校舎のベランダにいて僕は最後の日を考えている希望なんてもうないから待ち合わせの場所もないし時間もないのだから君を眺めることくらい許して欲しいみんなより短い命の宣告怖くてしがみつきたいけど何処に誰にどうやって飛び込めば楽になりながら僕は無くなれるのだろうやっと見つけたけど君の空から僕は消えた雲死なない...
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投稿日 2017-11-27 14:32
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
仕事をしているたしか出勤してはいけないことになっているのに誰かに言っている「今日、職場に来てはいけないのに間違ってしまった」しかもその話をしている場所が四十年前に通っていた小学校への通学路で神社の前だ私の声は無機質な人間に聞こえずひとり空回りしている光が瞼を刺激する今は朝か昼なのかさえわからない悪い...
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投稿日 2017-11-26 14:07
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
気持ちのコピペをしてなんとなく言葉遊びのような詩ばかりを書いてしまいヘンテコな詩だ、と言われます役立たずの詩でまったく意味がないのかなあそう思っても書かずにいられないのでずっとやめれないようですやはり自分がいますから僕のことを書いてしまいますたまに飛躍し想像の中で超人になったり寂しがり屋になったりそ...
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投稿日 2017-11-23 11:00
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
父ちゃんバイクの納車なんだけどその店がさあ国道沿いにあって教習所上がりの俺じゃ無理かなそれは父ちゃんがバイクに乗って家までとりあえずて、やつかああ、いいよおっととそれにしても二十五年くらいご無沙汰しているなあ準備体操しておこう足をつってしまいそうだし実際にまたがって走り出すと右足をつり足を伸ばしたま...
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投稿日 2017-11-22 07:28
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
おっと寝坊をしてしまった慌てて着替え寒さもそう感じずに電車へ走り込みとは言うもの歳は重ねるものだ電車の中で気持ちが急いでも速く走ってはくれないそれなら詩でも書こうじゃないかそんな図太さもいつのまにか身につけそしてこんな時に限って降車する駅を過ぎてしまういえいえ大丈夫歳は上手にとりましたからおっとこり...
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投稿日 2017-11-20 22:58
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
襟足より冷たい奴が油断の隙間から入ってくる今年の冬も防御しきれず咳き込んで最高気温が一桁の数字ゾクゾクと身体が震え手足の冷たさを再確認して寒くても半ズボンを履いてたころが嘘のようだ子どもは風の子元気な子大人は部屋の子元気のない子毛糸の帽子をして手袋をはめマスクをする冬の外は厳しくて自分が誰だかわから...