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投稿日 2021-03-02 14:50
Zak_Gassai-Bukuro
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zakkah
《“泉の森の野草達(3)”❖2021/2/28❖》カキドウシ(籬通し) ;この花には、別名が沢山ある。カントリグサ(癇取草)・カンキリグサ、カキドオロシ・カキドウロ、ツルハッカ、カイトリバナ・カイトリグサ、カイネンヅル・カイネグサ、カイネダワラ、ウグサ。茎がつる状に伸び、垣根を通り抜けるので付いた名前。薬草(癇取草)と呼ばれるのは、子供の夜泣き、ひきつけに用いられた事による。道端や草むらで普通に見られ、茎や葉をもむといい香りがする。茎高は5〜25cm。つるの節から根をだし斜上し、枝を出す。葉は対生、有柄で円い腎形、長さ1-5cm、幅1.2-5.5cm、円頭に鈍い歯牙。葉腋に長さ1.5〜2.5c...
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投稿日 2021-03-01 11:55
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zakkah
《“泉の森の野草達(2)”❖2021/2/28❖》ユリワサビ(百合山葵); ワサビ に良く似た葉と花の姿をし根に小さなユリのような球根ができるので百合山葵。別名のハナワサビとは、葉や茎はワサビのような辛味があるからだとか。ユリ名が冠されたは、葉が枯れたあと柄の付け根の部分がユリの根の如くあるからか。根茎はワサビのように太くならない。根生葉は直径2~5㎝の円形で、基部は心形。葉縁は波状の鋸歯があり長柄がある。茎葉は互生し上部ほど小型で長卵形。花は総状花序につき直径約1㎝の白色4弁花、萼片4個。雄蕊は6個。葉をサラダや天ぷらとして食す。独特の風味で美味。ユリワサビの花を見れるのは春の花が咲き始める...
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投稿日 2021-02-28 22:35
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《“泉の森の野草達(1)”❖2021/2/28❖》オオアラセイトウ(大紫羅欄花);江戸時代に中国から持ち込まれ、生命力が強く野生化し日本中に帰化。「アラセイトウ」の名前の意味は不明。別名の諸葛采は、諸葛孔明が成長早い事で戦争時、陣地に植え食料にした事による。茎は直立し、1本か又は基部で分枝、しばしば上部でも分枝、無毛又はまばらに毛がある。茎高は、60cm位まで。根出葉は、ロゼット状にならず下部は有柄で羽状に分裂する。上部の葉は無柄で粗い不規則な鋸歯縁となり、基部は深い心形で茎を抱く。茎先の総状花序に径2〜3cmの4弁花をつける。花弁は、広倒卵形で淡紫色か紅紫色。 萼片は互いに密着して筒状となり...
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投稿日 2021-02-27 22:35
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《“Lenten rose”❖2021/2/27❖》ハルザキクリスマスローズ(レンテンローズ);英名で言うLenten rose、日本ではハルザキクリスマスローズと呼ばれている。クリスマスローズについては、先日ブログルで記したので参照ください。レンテンローズのレンテンとは、四旬節(レント)のころに咲くことによる。ヘレボルス・オリエンタリスとかヒメフユボタンとも云われるレンテンローズ。 レンテンとは、キリスト教の復活祭前の5週間を指す受難期の事(2月上旬~3月末頃)。 本来は、クリスマス頃に白い花を咲かせる「ヘレボルス・ニゲル」をクリスマスローズと言う。が、古くは薬用植物として、また祭祀用に使わ...
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投稿日 2021-02-25 22:36
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《“地味な植物”❖2021/2/24❖》セキショウ(石菖);小川の縁や渓流など水辺に自生する湿生植物。常緑で庭などにも植えられている。この根を乾燥したものは石菖根と呼ばれ、漢方薬として利用される由。根茎は芳香があり、細く、横に這い、分岐して広がる。葉は、扁平な剣状葉、基部は2つ折りで内側の葉を挟み葉脈が数本ある。濃い緑色で中央の脈は隆起せず平滑、湾曲する。花茎は扁平な三稜形。苞は葉状、花序の基部から1個上に伸び、先が尖る。肉穂花序は淡黄色で多数の菱形の両性花を隙間なくつける。花は黄色~黄緑色。花被片は、楕円形。外花被片3個、内花被片3個が花の周囲にある。同色で隙間なく付いて外観からは見分けるの...
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投稿日 2021-02-23 16:44
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《“今日は、天皇誕生日”❖2021/2/23❖》コロナ禍にあっての祝日、外出自粛中だが電車・車の人出がかなり多かった。所用あって出掛けた、とはいうものの何処か後ろめたい気分であった。人混みを垣間見てこの一ヶ月余りを振り返ってみると感染は収束に向かっている。そんな感じを実感、、、!?! “うららか”な感じで出かけたくもなる。朝、猫の来訪がないか、と確認しに庭に出ると、黄色い閉じた花が見えた。ここ数年、顔を見せてくれてる“ハナサフラン”だ。少し開花が早い気もするが。ハナサフラン、園芸種も増えている。ハナサフランと思うが、正確な所、わからない。園芸種等のことは、以前ブログルに記したここを見てほしい...
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投稿日 2021-02-22 23:20
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《“今日は、猫の日”❖2021/2/22❖》どなたが制定!?!したのか、今日は猫の日だそうだ。毎日、一度は我が家に休憩しにくる半のらの黒猫がいる。我が居所には、数匹の猫ちゃんが遊びに、、、其々に可愛いが。中でも“クロ”と呼んでいる猫は、もう4年もの間ほぼ毎日訪ねてくる。家族として生活していた“バニュ-、享年16歳”が心許した唯一の猫。夕方の食事時、一匹でくるようになるとバニュ-と一緒に食べていた。バニュ-が天星した後も毎日やってくる。色々思いはあるが見守っている。- - - - - 今朝早く”クロ”がいる気がして裏庭を見ると彼の居場所にいた。そのあたりにツタバウンランが可愛く咲い...
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投稿日 2021-02-21 23:32
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《“午後の泉の森”❖2021/2/21❖》エンコウソウ(猿猴草); ミヤマキンポウゲ等と同じ仲間で、沼や湿地の中に生える。茎が、横に伸び広がる様子を手長猿に見立てたもの。リュウキンカの変種だが、リュウキンカ(立金花)は名のとおり茎が立つ。これに対しエンコウソウは、茎が横に広がり、先が斜上して花をつける。葉は無毛で円心形~腎円形、基部は心形で、低い緩やかな歯縁。長い葉柄があり、基部に鞘がある。花は直径2~3㎝。花弁のように見えるのは萼片で普通5個、雄蕊多数。雌蕊10個前後。花後に花茎が傾伏し、節から発根して増える。- - - - -植物観察を始めてかなりの時間を持つ。いつの頃からか...
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投稿日 2021-02-20 23:53
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《“知人宅の樹花”❖2021/2/20❖》ギョリュウバイ(檉柳梅);和名は葉が細く ギョリュウ の葉に似、花が ウメ に似ることから命名された。オーストラリア、ニュージーランド、マレー半島 周辺が原産地。英名は、ティーツリーというが葉をお茶の代用品としたことによる由。針葉樹の ネズミサシ( ネズ) に似るのでネズモドキの別名もある。ニュージーランドの国花であり、マオリ語のマヌカ(manuka)として知られる。ニュージーランドでは葉をお茶に使っていることからTea tree(ティーツリー)、New Zealand tea tree、 Broom tea tree等と呼ばれている。マオリ語のマヌカ...
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投稿日 2021-02-19 23:35
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《“垣根の樹々”❖2021/2/19❖》キンカチャ(金花茶);ベトナムに近い中国の広西省南部で1965年に発見され、珍しい黄色で話題となった。珍重され暫く中国国内から持ち出しが禁止されていた。日本には1980年頃に渡来。今では日本の椿と交配させて更に黄色の強い品種の育成が進められているとか!!黄色い...