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投稿日 2021-09-04 22:05
Zak_Gassai-Bukuro
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zakkah
《南八ヶ岳・赤岳周辺の花!?!》ツクモグサ(九十九草);八ヶ岳で特筆される高山植物は、ツクモグサだろう。本州では八ヶ岳と白馬岳で自生する。八ヶ岳の赤岳から硫黄岳間、特に「横岳」周辺の西斜面に集中して 自生している。学名通り日本固有種。あとは北海道の数山にしか自生していない希少な植物。八ヶ岳の稜線付近では、6月上旬から咲き始め7月頃まで花を見せてくれる。北海道の利尻山、ポロヌプリ山、ニセイカウシュッペ山、ニペソツ山、芦別岳、ピパイロ岳、そこから 東北の山々には存在せず、八ヶ岳・後立山連峰にのみ、不思議だ。又、ツクモグサは梅雨時に咲くが、雨や曇りだと花は開かない。故に中々お目にかかれない。草丈15...
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投稿日 2021-09-03 21:13
Zak_Gassai-Bukuro
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zakkah
《南八ヶ岳・赤岳周辺の花!?!》ミヤマオダマキ(深山苧環);ヤマオダマキ や オオヤマオダマキ の高山種。園芸種としても低地で栽培されている。草丈10~25cm。茎は直立し分枝しないか、上部で分枝する。根元から出る葉は数個で2回3出複葉。小葉は扇形で先は浅く裂ける。葉柄は長さ3.9~19㎝。葉表...
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投稿日 2021-09-02 22:21
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《南八ヶ岳・赤岳周辺の花!?!》チョウノスケソウ(長之助草);高山の砂礫地や岩場に生える落葉小低木で6月下旬から7月に花を見せる。根は岩の隙間に入り、枝は地をはいよく分枝してマット状に広がる。新葉が展開しても枯れた古い葉が落ちずに残っている。葉は、互生し革質で長楕円形で1~2.5cm、鋸歯の先も葉身...
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投稿日 2021-08-31 22:03
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《”白山菊!?!”大和市泉の森❖’21/08/30❖》シラヤマギク(白山菊);混同し易い植物にヤマシロギク があるが、ヤマシロギクをイナカギクと呼び区別する。茎や葉に短毛が生えざらつくシラヤマギク。葉は下方ほど、大きく、葉柄も長い。下部の葉は、長さ10~20㎝、幅10~20㎝の心形。葉柄は長さ10~15㎝で翼がある。葉の鋸歯は不規則で粗く、やや重鋸歯状。上部の葉は先が尖った卵形で小さい。頭花は白色、直径約2㎝、舌状花は4~9個、数が一定せず、まばらにつく。総苞は直径5~6㎜、鐘形、総苞片は3列。茎高1-1.5m位、筒状花の花冠は長さ5.5mm位。ムコナ(婿菜)とは、ヨメナ に対して付いた名前で...
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投稿日 2021-08-30 23:11
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《”松虫草!?!”大和市西鶴間❖’21/08/30❖》マツムシソウ(松虫草);和名の由来はマツムシの鳴く頃に花が咲くことからと言われている。日本固有種。キク科植物と異なり、萼や被萼(小苞)があり葯が離生し花冠から突き出る。葉は対生、羽状に深裂する。上部の葉は裂片が狭く、下部の葉は広い。頭花の基部の総苞片は葉状、線形。頭花は直径約4㎝、淡青紫色。花床に鱗片がある。頭花中心部は筒状、花冠先が5裂。周辺花は、2唇形の舌状、下唇3個の裂片が大きい。全て両性の雄蕊、先熟。雄蕊4個、葯が紫色、花冠~突き出る。雌蕊1個、柱頭は頭状。花冠の基部に萼があり、萼片は5~8個、刺状、果時にも残る。子房は下位、盃形の...
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投稿日 2021-08-29 21:23
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《”麻疹草!?!”大和市林間❖’21/08/27❖》ハシカグサ(麻疹草) ;茎のようなランナーを地面に伸ばして広がり、節から根を出し、そこから茎が立ち上がる。それにしても小さな花なので、気をつけて探さないと目につかない。花の大きさは3~5mm。白く目立たない。病気のハシカ(麻疹)に由来する由!?!葉が乾くと赤褐色に変る。ハシカの発疹が乾くにつれ、赤褐色に変わることに関連??湿った日陰の道端で見掛ける。茎は柔らかく地を這って広がり、斜めに立ち上がる。葉は対生、長さ2.5cm前後、幅1.5cm位の卵形~狭卵形で全縁、両面に軟毛がある。先は尖り基部は狭まって0.5-1.5cmの柄となり側脈は4-5対...
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投稿日 2021-08-28 23:21
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《”楓野老!?!”大和市林間❖’21/08/27❖》 カエデドコロ(楓野老);中間や先端の葉は ヤマノイモ 、 オニドコロ 、 イズドコロ の葉のように3裂の矢じり型 オニドコロやヤマノイモの仲間だが、葉の形がカエデに似る。だが、カエデに似るのは根元に近い葉だけで上部のほとんどは矢じり型。葉は互生し、卵心形、掌状に5~7分裂し先は尖り裂片は丸い。形の変異が多く、分裂しないものも、多数分裂するものもある。葉柄の基部は太くなり、1対の刺(小突起)がつく。雌雄異株。雄花は長い垂れ下がった総状花序に多数つき、花冠は黄色、6裂し、雄蕊6個。雌花は垂れ下がった細い花序にまばらにつき、花が小さく、惰円形の子...
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投稿日 2021-08-27 21:22
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《”隠元!?!”大和市林間❖’21/08/27❖》インゲン(隠元);徳川四代将軍家綱の時代に中国より伝来したと伝わっている。中国福建省から渡日した隠元隆琦禅師により持たされた、と。。。平安時代より食べられてきた ササゲ と比べ味が良いと思っているが!!サヤの中に出来る豆をインゲン豆、若い時期に食べるサヤを、サヤインゲンと言う。植物名としてはインゲン(隠元)が正当か。。。!夏、マメ科特有の舌状的な、スイトピーに似た小花を咲かせる野菜。緑色の若鞘(鞘インゲン)を茹でて、ゴマ(胡麻)和え や、煮物に。。。美味だ。西日本では、フジマメのことを「インゲンマメ」と呼ぶ地域がある由。だが別種。花色は、白色と...
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投稿日 2021-08-26 23:57
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《”狸藻!?!”大和市泉の森❖’21/08/26❖》タヌキモ(狸藻) ;藻と植物名が付けられたように、水中に生育する水生植物。袋状の捕虫嚢があり、ミジンコ等プランクトンを捕食する食虫植物。名前は、糸屑のような葉が狸の尾に似ることから命名された由。水の流れが緩い栄養素の少ない環境にも適応するが、環境省:準絶滅危惧(NT)。水中葉の形が狸の尾に似ている。水上には花軸だけが出る。全体像根はなく、茎はひも状で長さ50cm以上になる。水中葉は長さ3-5cmで密に互生して2-3回羽状に分裂し、各裂片は左右に平面に並ぶ。糸状で基部近くに長さ3-4mmの捕虫嚢がつく。捕虫嚢の口に2本の感覚毛がある。内側に開く...
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投稿日 2021-08-25 23:03
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《”白膠木!?!”大和市西鶴間❖’21/08/25❖》ヌルデ(白膠木); ウルシ や ハゼノキ とそっくりのウルシ科植物。だがウルシの様にかぶれることはない。幹を傷つけると、白い漆液を出す。漆液を塗料(ヌテ)としたりもした。山野に普通に生え、特に林縁部に多い。典型的な陽樹(明るい場所を好む樹)である。所謂、先駆種で後発のより大きい樹木が育ち陽が当たらなくなると枯れてしまう。寿命は数十年程度といわれている。幹や枝は、斜上し枝分かれは多くはなく太い。樹皮は灰褐色で皮目が多い。幹が柔らかく竹のようにすぱっと縦に割れる。葉は互生し奇数羽状複葉。葉軸に翼がある。小葉は、楕円形で粗い鋸歯があり先が尖る。雌...