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投稿日 2017-10-06 21:36
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
解説を含め607ページ、非常に重たい気持ちで読み終えました。 前半は、認知症病棟に入居すべく訪れた人たちのそれぞれの人生が本人により語られ、その後認知症病棟勤務の看護師<城野>の目線から、40人の病棟内の日常の出来事語られていきます。 読み手には、認知症病棟のルポjルタージュを読んでいると思わせるほ...
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投稿日 2017-09-18 21:35
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
2011年5月から2012年5月まで『日本経済新聞電子版』に連載され、単行本になる際に1話追加され、全8話の連作短篇集となって刊行されています。 「ソニック」の子会社「東京建電」を舞台として、売上至上主義のもとに起こった不祥事に巻き込まれてゆく肩書きや職務の違う社員たちを描いた群像小説です。 それぞ...
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投稿日 2017-09-16 21:36
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
『ストロベリーナイト』 に始まる<姫川玲子>警部補を主人公とする誉田哲也の代表作ともいえるシリーズの短篇集で全8話が収録されています。 本庁の捜査一課地ダウの「姫川班」解散後、池袋署に移動した<姫川>ですが、あいかわらず元気に動き回る<姫川>の姿が楽しめ、また「姫川班」としてかかわってきた懐かしい仲...
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投稿日 2017-09-13 21:33
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ファルコン
のんびりとロクガシタサッカーの試合を見て夜勤を過ごそうと考えていた<フロスト>警部でしたが、多くの事件が重なり、てんてこ舞いの状況に陥った<フロスト>でした。 コンビニ強盗事件は、運よく解決させましたが、まだ、幼児誘拐事件と連続娼婦殺人事件のめどが立たない中、幼児誘拐事件の容疑者が、留置場内で自殺し...
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投稿日 2017-09-09 21:39
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ファルコン
大好きな<フロスト>警部シリーズも第6作目の最終巻 『フロスト始末(上・下)』 が発行されていますので、今回は長年気にしていました第5作 『冬のフロスト』 です。 寒風が吹き荒れる1月、<フロスト>は、夜勤の間に経費の水増し作業を作り終えて、録画したサッカーの試合を楽しみにしていましたが、思い通りに...
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投稿日 2017-08-19 21:29
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ファルコン
警察組織を牛耳る裏組織の<神>と呼ばれる存在にあと一歩まで迫った場面で終わった 『クラン Ⅳ』 から。待ちに待った続編が7月25日に刊行されています。 裏組織根絶の為立ち上がったメンバー<クラン>ですが、渋谷スクランブル交差点で予定されていた<神>のテロを未然に終らせたことで、<クラン>の存在が相手...
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投稿日 2017-08-14 21:31
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ファルコン
関ヶ原の戦いから100年。太平の世の東北の寒村の山村に隣り合う二藩があり、片方の村に怪物は突然現れ、村人を殺し村を焼き尽くした。 <朱音(あかね)>の住む村に、怪物に襲われて傷だらけになった少年<蓑吉>が逃げてきます。迫りくる怪物の恐怖。<朱音>は、浪人<榊田宗栄>、絵師<菊地圓秀>とともに、村を守...
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投稿日 2017-08-04 21:38
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ファルコン
小学校一年生の時、<結衣子>は二歳年上の姉<万祐子>と神社の境内で秘密基地づくりをしていましたが、先に姉は家に帰ったのですが、自分が帰宅した時には、姉は帰宅していませんでした。必死に捜索するも少し離れたスーパーで<万祐子>の麦わら帽子が届けられていただけです。変質者が疑われるなか、母親はスーパーのは...
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投稿日 2017-07-27 21:37
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ファルコン
前回読んだ著者の 『ケモノの城』 があまりにもグロテクスで衝撃的な内容だっただけに、WOWOWで8月12日(土)より連続ドラマ化されるという本書で、口直しができるかなと読んでみました。 雑多な住人が共同生活をする「シェアーハウス」を舞台としています。色々な性格の登場人物たちを描けるということで、『新...
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投稿日 2017-07-26 16:37
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ファルコン
時間にはルーズ、書類の片づけはできない、口は悪くゲヒンナコウドウトツマラナイジョークと荒唐無稽な性格の主人公<フロスト警部>を主人公とするシリーズも今回の『フロスト始末(上)(下)』で最終巻となります。 著者<R.D.ウィングフィールド(1928年6月6日~2007年7月31日)が既に亡くなっていま...