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投稿日 2017-07-09 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
元銀行員の著者らしく、銀行を舞台としており、(新潮文庫)としては、『激情次長』 に次ぐ作品です。 金融庁長官の特命を受けて、ベンチャー銀行の<JIB>の業務を調査している<伊地知>ですが、銀行内部の不正情報を徴収していた専務の<国仲>が突然消えてしまいます。 野望実現にまい進する<JIB>の会長<坂...
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投稿日 2017-07-05 21:35
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ファルコン
歌舞伎の世界では、「成田屋」のお家芸「にらみ」をタイトルトする<新・古着屋総兵衛>シリーズも 『虎の尾を踏む』 に次ぎ本書で第14巻目です。 6回目の「古着大市」の開催を目前に、大黒屋に「古着大市」を取りやめないと客を殺戮するとの脅迫状が届きます。 裏の貌の影<九条文女>との密談の帰り、総兵衛一行は...
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投稿日 2017-07-01 20:37
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ファルコン
ほんしょは1993年集英社から発刊され、その後文春文庫にしゅうろくされていましたが、再度集英社文庫として発行されています航空アクション小説です。 元航空自衛隊二等空尉の<那須野治郎>の回想録的に物語は始まります。 F-4EJのパイロットであった<那須野>は、自衛隊勤務時にソ連の「死の商人」と呼ばれた...
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投稿日 2017-06-25 21:36
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ファルコン
<小林鎮水>の元で医者の修業を積んでいた<庄十郎>ですが、生まれ故郷の井上村の近くで、先任の医者が亡くなり跡を継ぐ形で18年間の修行を終え、<高松凌水>として、診療所を構えます。 二十何年ぶりの飢饉がおこり、農民たちは一揆の覚悟で集まりますが、元家老の<稲次>のように藩の体制を見直す家老もおらず、一...
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投稿日 2017-06-20 21:36
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ファルコン
本書の著者である<帚木蓬生>は、医学部出身の作家として医学の世界を舞台とした、『賞の棺』 や 『エンブリオ』 ・ 『インターセックス』 など楽しめる作品が多く、本書のような歴史小説は、異色の分野に思えましたが、主人公<庄十郎(凌水)>を在野の医者に据え、彼の目線を通して、人間の生き様を見事に描いてい...
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投稿日 2017-06-15 21:31
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ファルコン
<堂場瞬一>は好きな作家のひとりで、<高城賢吾>を主人公とする 『蝕罪』 で始まる「警視庁失踪課」シリーズも第10作目の 『献身』 で終わり、いまは<大友鉄>を主人公とする 「アナザフェイス」シリーズと、新米刑事として登場した<一之瀬拓真>の成長ぶりが楽しみな 『ルーキー』 にはじまり 『奪還の日』...
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投稿日 2017-06-11 21:31
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ファルコン
芝浦のマンションで銀座の高級クラブのホステス<石本真由>の死体が発見される。現場を見た東京地検検事の<江木秀哉>は、殺人現場として奇妙な違和感を覚えます。 司法解剖の結果、被害者は妊娠3か月だったことが判明。マンションの防犯カメラから不審な男の存在が明らかになり、やがて東京地検の公金不正流用疑惑を追...
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投稿日 2017-06-06 21:28
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ファルコン
著者の作品は、『ジウ』シリーズ (Ⅰ) ・ (Ⅱ) ・ (Ⅲ) をはじめ、テレビドラマ化や映画化された 『ストロベリーナイト』 に始まる<姫川玲子>シリーズが好きでした。 また、農業の世界で頑張る女性を描いた 『幸せの条件』 も異色な作品で楽しめました。 今回の本書は、いやはやなんともグロテクスな描...
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投稿日 2017-05-30 21:30
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ファルコン
重たい「刑事物」が続いていますので、息抜きに時代小説を手にしてみました。 主人公は関東八洲を取り締まる役人<藤掛右京>ですが、小料理屋を構える料理人という裏の貌を持っており、店を預かっているのは、強盗の一味から抜け出した<佐吉>です。 今回の取り締まりは、「鬼瓦の喜三郎」の残党を捕まえる役目に相方の...
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投稿日 2017-05-25 21:35
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ファルコン
本<隠蔽捜査>シリーズの主人公<竜崎伸也>は、第1作目の 『隠蔽捜査』 では警察庁長官官房総務課課長。階級は警視長。第2作目の 『果断』 からは警視庁大森警察署署長へ異動後も降級せず警視長。私利私欲とは無縁で、国家公務員としてあるべき姿を、そして、原理原則に忠実な官僚。周囲からは「組織の犬」「...