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投稿日 2018-08-04 21:38
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
刊行順とすれば第1作目の『百舌の叫ぶ夜』(1986年2月)に始まり、第5作の『鵟(のすり)の巣』(2002年6月)に次ぐ、久しぶりになるシリーズ復活です。 前作では<大杉>の娘<東房めぐみ>は中学3年生でしたが、本書では28歳の刑事として登場していますので、物語としては13年が経過していることになり...
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投稿日 2018-08-02 20:01
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ファルコン
強行犯係出身の<沖田大輝>と警視庁随一の捜査分析能力を持つ<西川大和>という対照的な二人の刑事を主人公とする「警視庁追跡捜査係」シリーズも、第1作目の 『交錯』 で始まり本書で8作目となりました。 新人刑事時代のある捜査に違和感を抱いていた追跡捜査係の<沖田>は、二十年ぶりの再捜査を決意します。自殺...
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投稿日 2018-07-19 21:37
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ファルコン
本書『純喫茶「一服堂」の四季』は、 『謎解きはディナーのあとで』 で2011年本屋大賞を受賞した<東川篤哉>による、喫茶店を舞台にしたユーモアミステリーです。 タイトルの「四季」が表すとおり、春夏秋冬4つの事件が納められています。密室で十字架に磔にされた大学教授「第一話 春の十字架」。農家の納屋...
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投稿日 2018-07-15 21:37
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ファルコン
堂場瞬一は好きな作家のひとりで、<警視庁失踪課・高城賢吾>シリーズ、<汐灘サーガ>シリーズ、<警視庁追跡捜査係>シリーズ、<アナザーフェイス>シリーズ、<捜査一課一之瀬拓真>シリーズ、<警視庁犯罪被害者支援課>シリーズといった警察物を読み継いできています。 2001年のデビュー作『8年』で、第13回...
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投稿日 2018-07-10 21:47
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著者の作品としては、第48回吉川英治文学賞作の 『海と月の迷路』 以来久しぶりに手に取りました本書です。 裏社会の大物である祖父の威光を頼りに、夜の世界で遊びまくっていた<望月拓馬>は、ヤンチャが過ぎさらわれて殺されかかりますが、祖父の息のかかったマンションの管理人助手として、無事に1年間勤めあげれ...
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投稿日 2018-07-05 21:37
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ファルコン
前シリーズの<古着屋総兵衛影始末>は、全11巻で完結でしたが、この<新古着総兵衛>シリーズは、『地に非ず』(2011年1月28日刊行) で始まり、本書で16巻目になります。 <信一郎>を船団長とする交易船団は、<総兵衛>の母<恭子>の安否を確かめ、オランダとの交易に入ります。新たな交易船「カイト号」...
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投稿日 2018-07-01 21:37
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タイトル通り、新米刑事として 『ルーキー』 で登場した<一之瀬拓真>シリーズとして、捜査一課畑の刑事としての成長が描かれ、『奪還の日』 に次ぐ第6作目が本書です。 前作で<深雪>と結婚した<一之瀬>ですが、本書で、妻<深雪>は出産まじかになっています。 <一之瀬>は、移動してきたばかりの係長<大城>...
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投稿日 2018-06-28 21:36
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明治18年創業の古本屋「東京バンドワゴン」を舞台として<堀田>家4世代に渡り繰り広げられる、下町人情話のシリーズの第11巻目が本書です。第一巻目のタイトルは『シー・ラブズ・ユー』であり、各巻とも楽曲のタイトルが付けられています。 4世代に渡る家族ということで登場人物の数も多く、巻頭につけられている家...
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投稿日 2018-06-23 20:06
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ファルコン
著者の作品は、『天使の屍』 ・ 『後悔と真実の色』 と読んだ数は少ないのですが、人生に絡む重いテーマを扱っているように思え、本書も「んん~」という感じで読み終えました。 主人公<峰岸晄>は、父親は一時は不動産で儲けたこともある殺人者で、水商売の母親とは死に別れ、ラーメン店を営む母方の伯父に引き取られ...
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投稿日 2018-06-19 21:36
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聴きなれない単語「逢魔」とは、魔物に出会うことを意味しています。 大学4年生の<高橋真矢>は、映画研究会に在籍、自主製作映画を夢見てしゅうかつもせず、文学部の大学院生を目指しています。撮影技術を買われ、民俗学の准教授<布目悟>の現地調査の助手となります。 本書には、3篇が納められており、「座敷わらし...