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投稿日 2018-03-07 21:33
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
九州でトマトの葉や茎が赤く変色して枯れる病気が発生、帝都大学の植物病理学者<安藤仁>の元へ元恋人であった農林水産省の植物防疫課長の<里中しほり>が原因調査の依頼があり、現地調査に出向きます。 <安藤>は、研究室と関係のある日本最大の種苗ッメーカーの「クワバ」に勤める友人の<倉内>を訪ねますが、<倉内...
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投稿日 2018-03-02 21:32
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ファルコン
著者<堂場進一>の作品としては、警視庁の刑事<鳴沢了>や<高城賢吾>・<一之瀬拓真>などを主人公に据えた警察シリーズや、新聞社勤務を生かした『虚報』 ・ 『異境』 ・ 『警察周りの夏』 などがお気に入りですが、今回の『夏の雷音』の構成は、今までの作品と一線を引く意外な内容でした。 古書の町として有名...
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投稿日 2018-02-10 21:02
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ファルコン
第1作の 『クランII 警視庁渋谷南署・岩沢誠次郎の激昂』 でさらなる怒涛の展開を見せます。 警視庁内である警察官が拳銃自殺を図った。現場には公安部の面々が現れ、警察官の死を汚職と事件関係者との不適切な関係に悩んだ末の自殺と断定するが、<晴山>は釈然としない思いを抱きます。一方、渋谷では交番巡査が何...
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投稿日 2018-02-01 21:32
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ファルコン
『思い出探偵』(2009年) ・ 『ねじれた過去(思い出をなくした男・改題)』(2011年)に続く<思い出探偵>シリーズの第3作目になる『沈黙の詩(うた)』です。 失踪者や浮気現場の尾行という探偵業務ではなく、わずかな手がかりから依頼人の思い出の人や物を見つけ出すのを仕事としています。 所長の<実相...
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投稿日 2018-01-18 21:35
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<新・古着屋総兵衛>シリーズも、前作の 『にらみ』 に次ぎ15巻目となりました。 大黒屋大番頭の<鳶沢信一郎>を船団長とする大黒丸とイマサカ号は、<総兵衛>の生まれ故郷である越南(ベトナム)に無事に到着します。 新しい越南の初代皇帝との交易の締結も重要な任務でしたが、戦乱で行方不明になった<総兵衛>...
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投稿日 2018-01-11 21:41
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<池井戸潤>といえば、テレビドラマにもなった銀行員<半沢直樹>シリーズが浮かびますが、『ロスジェネの逆襲』 に次ぐシリーズ第4弾が『銀翼のイカロス』です。今回、半沢に与えられたミッションは「帝国航空」なる巨大航空会社の再建です。政府主導の再建機関がつきつけてきたのは、500億円もの債権放棄だった。と...
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投稿日 2018-01-06 20:31
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ファルコン
本書『勝手にふるえてろ』の初出は『文學界』2010年8月号、単行本は2010年8月に刊行されています。昨年、<松岡茉優>の主演で 映画化『勝手にふるえてろ』(監督・脚本<大九明子>)され、秋の第30回東京国際映画祭でコンペティション部門観客賞を受賞しています。「ラブコメ史上最もキラキラしていない主人...
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投稿日 2018-01-02 21:32
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ファルコン
今年最初の読書記録です。2016年には「134」冊読んでいますが、自由に本屋に出入りできない状況の昨年は「62」冊に終わりました。それでも何とか週一冊のペースは守れたようです。逆に新聞広告を見ての購入ですので、新刊本の割合が増えました。 本書では、『検証捜査』・・・神奈川県警の不祥事を検証するために...
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投稿日 2017-12-26 17:02
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ファルコン
好きな作家の北海道在住の<桜木紫乃>ですが、デビュー10周年の著者による、釧路を舞台とし、一人の男をめぐる、八人の女たちの生きざまが絡むノワール小説『ブルース』(2014年12月刊)が、2017年11月9日に文庫本として発売されています。 霧たちこめる釧路で生まれ、貧しく苛烈な少年時代を経て、男...
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投稿日 2017-12-19 21:32
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ファルコン
シリーズ9作目となる前作で 『国家簒奪』 にて主人公<青山>の結婚を匂わしていましたが京都・祇園祭の夜に銃撃戦が起こり、偶然に居合わせたのは、本書<警視庁公安部・青山望>シリーズの主人公<青山望>と入籍を済ませた<文子>でした。 事件を目撃した<青山望>は、京都府警の聴取に協力します。 中国マフィア...