11月20日と21日はくるみカフェの山崎さんと青年部のともきくんが金沢市立四十万小学校の6年生のがん教育の授業に外部講師としての活動をしました。
20日は1組と2組にそれぞれ、山崎さんが小児がんを経験した子どもの親として。
21日は3組にともきくんがみんなと同じような年齢でがんを経験した人として。
授業のゴールは「身近な人ががんになったらどう接すればよいか?」
みんな山崎さんやともきくんのお話に集中していて、ときどき「え~」とか「ふーん」とか声が漏れていました。
きっと山崎さんの息子くんや、ともきくんのクラスメイトになりきって、ココロが動いたり、学校に戻ってきたときにどう声を掛けようかな?と想像してみたり、自分との共通点も見出したりしていたのだと思います。
そして、どのクラスでも「特別扱いすると余計に差別したみたいになるから、普通に接する」「つらいこと思いださないように楽しいこと一緒にしたい」というようなやさしい声があがりました。
その上で…
山崎さんからは「高いところに手が届かない友達がいたら取ってあげるのと同じ感覚で、実はちょっと困っていることがあるところを手伝ってあげてほしい」
ともきくんからは「長い時間入院していたから、みんなとは一緒に過ごせていない時間があることをちょっとだけ気にかけてほしい」
というコメントがありました。
質問もたくさん手があがったり、ワークの途中で個人的に質問してくれたり、自分の身近なこととして関心を寄せてくれているのが良ーくわかって、ジーンとする2日間でした。
今回の小児がんの経験に関するお話を通して、がんに限らず、みなさんの身近な人との関係や人生で出会ういろいろなできごとのお役に立てたら、お話した二人ももっとうれしい気持ちになりそうです。
四十万小学校の先生方、生徒のみなさんありがとうございました。