帯状疱疹(ヘルペス)のこと
3月
15日
帯状疱疹(ヘルペス)は、水痘(みずぼうそう)にかかったことのある人なら誰でもなり得る疾患です。
・日本人では80歳までに3人に1人が帯状疱疹を発症する
・全体の約7割が50歳以上
・発生頻度は年間1000人当たり5人程度
・70歳以上では1000人当たり10人以上
・2~4%くらいの確率で再発する
水痘
・全身にかゆみを伴う発疹(発赤、水ぶくれ、かさぶた)ができる
・はじめて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染した時に罹る
帯状疱疹(ヘルペス)
・体の左右どちらか一方にピリピリとさすような痛みと発赤、水ぶくれができる
・水痘にかかった後に神経節にウイルスが潜んでいて、疲れや病気や加齢などで免疫力が下がった時発症
・治療後にも神経痛が残ることがある(帯状疱疹後神経痛)
ワクチン
・帯状疱疹の予防に50歳以上の方を対象としたワクチンがある
・2種類ある
○「水痘ワクチン」
弱毒化ウイルスの 生ワクチン
1回接種
8,000円 ×1回 = 8,000円
○「シングリックス」
不活化ワクチン
2回接種
22,000円 ×2回 = 44,000円
今回はなうめで帯状疱疹ワクチンについて皆さんと共有したのは、治療などで免疫力が低下して、帯状疱疹になる場合があることと、ワクチンを打つ時期とがんの治療のタイミングについて主治医と相談が必要だからです。
多くは早めに気づいて抗ウイルス剤のうけることで治るのですが、帯状疱疹だと気づかずに治療が遅れて、痛みが残ることもありますので、みなさんの頭の隅っこにちょっと残しておいてくださいね。