漢方が手がかりにするのは病気の原因ではなく患者の闘病反応!
5月
14日
ということで、小川真生先生にお話いただきました。
先生には何度かこのテーマでお話ししていただきましたが、今回もとても腑に落ちるポイントがいくつもありました。
なかでも一番肝心なところがここ。
現代医学では、病気の原因探り、そこから診断をつけて、原因に対して治療します。
漢方医学では、病気によってその人の体がどんな反応をしているか=その人の闘病反応を手掛かりに治療します。
原因を探るような方法や機械のない時代に始まった医学ですので、五感を駆使したさまざまな診察方法を持ちますが、舌を見たり、脈を触れてみることは、自分の身体の調子を知るのにも役立ちそうです。
診断するということではなく、調子の良い時、調子の悪い時の自分の状態(闘病反応)を自分自身でキャッチしやすくなるといいですよね。
今度はそんな実習もしながら、みなさんと一緒に漢方医学の知恵を学びたいと思いました。