追う者 (6/24 10:02)
6月
26日
体重の軽いリリーには、漕ぎと同時に排水作業をお願いする。
強風とうねりの中、昨年まで常に上位に入り続けている「ハーインドー」チームの帆が見えている。
「ニヌハ!ニヌハ!」の掛け声とともに漕ぐ。ひたすら漕ぐ。
しかし、そこは強豪チーム。
なかなか接近を許してくれない。
プレッシャーを掛けながら、チャンスを待つ。
ニヌハ2の帆は下から一段目を縮帆している。
一段目は、ランニング(真追いの風)でのみ効果のある事が、実験で分っている。
このときの風向は、この一段目を使用可能な状況だった。
しかし、それを使用するとバウ(船首)が沈む。
この波の中では転覆の危険を増してしまうのだ。
チービシのうねりを越えたときに、この縮帆を解き放ち、フルパワーの風を利用するもくろみなのだ。
投稿日 2007-06-26 10:53
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2007-06-26 22:00
ワオ!と言っているユーザー