先日購入したDEATH OR GLORYは、既にオレゴンからピックアップされ、カリフォルニアへ向かっています。 既に到着しているOCCと同時に船積みされる予定です。 横浜で作業中の、Vulcanworks Twin Engine、ガレージで最終作業中のRedneck、神戸で作業中のDRAGと、最終的にガレージに集まるハーレーは計5台。 しかも、その全てが弩級カスタムです。 ハーレーと言うバイクは、モンキーのように、自分色にカスタマイズすることに価値又は楽しみの本質があります。 言ってしまえば、ハーレーに特筆できる性能などありません。 設計の方向性も、技術的にも、アメリカの文化を感じる種類のものと言っていいでしょう。 しかしアメリカ人は、モータースポーツやカスタマイズを楽しむ天才でもあります。 アフターマーケットに送り出されたパーツの種類は天文学的数量となり、そのジャンルは、生半可な知識を寄せ付けないほど幅広い物があります。 メーカーが送り出すハーレーはエントリー車両であって、そこにから自分自身に内在するアートを表現する事こそが、この遊びの本質となります。 吊るしのまま乗るのもいいですが、この先に無限に広がる遊びが待っているのです。 そこで問題となるのが日本の車検制度で、一度登録したマシンを大胆にカスタマイズすることには、法的制約上の無理があります。(構造変更は可能ですが、その投資対効果が薄れます) 一方、アメリカ国内にはカスタムフレームビルダーが存在し、最初からこの美しいいフレームをベースに作成されるマシンが存在します。 搭載されるエンジンも、極端に性能が高められた物がチョイスされる事になります。 それらは、もはやハーレーでも無いわけですが、カスタムフレームビルダーが作成したフレームで組まれたカスタムバイクは美しく、究極的にカスタムの目的を達成させるためには、不可欠なものでもあります。 また、有名ビルダーによって作成されたカスタムバイクは、本家のハーレーよりも高額で取引されます。 しかし、アメリカ国内の美しいカスタムバイクを輸入してもまた、日本に住む私たちの前には、やはり車検と言う大きな壁が立ちふさがります。 実際にほとんどの日本のショップは、美しいカスタム・バイクを輸入して日本国内を走らせる事は不可能だと考えています。 私たちは、法律を隅々まで研究し、一つ一つ問題をクリアして日本の車検を取得し、なおかつ日本の道路事情に合わせた改良を加える事で、これまで考えられなかった、美しいカスタム・バイクを日本国内で走らせる事に成功しました。 ディスカバリーチャンネルのテレビ番組『アメリカンチョッパー』 (American Chopper)にも多くのワンオフフレームで創られたカスタムバイクが登場します。 全くもってアウトローに近いスタイルのバイクですが、それらをオーダーするのは、明らかに成功者です。 カスタムバイクは、成功者が日常から外れリフレッシュできる時間を手軽に手に入れる事のできる魔法の乗り物なのです。 多くの成功者にこそ、本格的なカスタムバイクの楽しさを味わってもらいたい。 腕を伸ばし、足を前に投げ出し、独特の排気音に包まれたなら、そこはもう別世界です。 Zaki's Garageの主担当Johnnyが、頑張っています。