【ままちゃりレース】 非力な選手をいかに高みへ持ち上げるか。 6位入賞のグランダックス。 2012年1月29日行われたままちゃりGPの裏側は、走る以上に重要なマネジメント戦争になった。 LAP TIME1: 11名の選手の1順目は、全員の実力を把握する。 ここでは、比較的速い選手を前半に入れている。 山崎(ZAKI)、九門、高橋(dote)、吉田が7分台を記録。 坂本、坂田、前田が8分台を記録。 竹中が9分台であるが、トラブルを含むタイムなので、改善可能と予測した。 1時間のタイムが発表される。 車番1グランダックスは9位! 予想をはるかに超える順位に到達している。 とりあえず、2時間までは出走順をいじることなく、状況を確認する。 2時間のタイム グランダックス10位! ここで、内部では相談が始まっている。 この順位を維持するべきかどうかだ。 順位を維持するためには、ある程度厳しいマネジメントが必要だ。 LAP TIME2: 21周からの選手の書き換えは、戦闘ポジションを取ろうとしたものの、その後の選手ローテーションが不可能だという判断からである。 3時間での順位は10位! 3時間のタイム この時点で、チームは順位シングルを目指すマネジメントをすることに決定した。 9分台の選手には、サポートにあたってたもらう。 選手としてのスター性は九門、回復力と自転車への慣れで吉田が貢献している。 高橋(dote)は、50歳代と思えないほど安定している。 また、ランナーである坂田・坂本、前田も安定感がある。 4時間での順位は8位。 4時間のタイム 作戦の効果が出始めている。 あと2時間ならば、ローテーションをうまく組めば大幅なタイムダウンを防ぎ、順位が維持できそうだ。 LAP TIME3: ここからは完全な戦闘モードだ。 7分台の選手を、ヘビーローテーションする。 サドル高を考慮しながら、出走順をめまぐるしくチェンジしていく。 31周目、山崎(ZAKI)のタイムが落ち始める。 33周目、高橋(dote)がタイムを維持。 34周目、吉田のタイムも落ち始める。 35周目、坂田も大きくタイムを落とす。 ここから、坂田はサポートに入ってもらう。 36~38周目、山崎(ZAKI)・九門・高橋(dote)がインターバルの短さに苦しみながらもタイムを維持。 5時間目の順位は6位! 5時間のタイム 同周回数の3秒差、15秒差で7位、8位が続く。 6時間の耐久レースが、秒単位の戦いであることを改めて知らされる。 平均ラップタイムを8分弱として計算し、アンカー走者を逆算する。 この時点で、タイムの落ちる可能性のある山崎(ZAKI)をローテーションから外す。 39周目、吉田がタイムを維持。 40周目、九門が初めてタイムを落とす。 41周目、山崎(ZAKI)を復活投入、7分35秒台をたたき出す。 42周目、インターバルの短い高橋(dote)が初めて8分台に後退。 43周目、7分45秒を予測していた吉田が大きく遅れる。 午後3時55分のピットレーン閉鎖まで残りわずか。 チーム全員が見守る中、カウントダウンが始まってしまう。 3・2・1、残り時間ゼロ秒、8分12秒台のタイムでゲートを通過。 44周目、アンカー九門が7分57秒で無難に快走。 レース終了。 レース結果 後続とは7秒差。 恐らく最終ラップで7位から6位へ上昇したものと推測できる。 また、43周目でピットレーンが閉鎖時間に間に合わなかった場合は、確実に7位になる計算だ。 全ての選手、サポートの皆様お疲れ様でした。 8分台、9分台の選手には不完全燃焼だったかもしれませんが、上位の選手を見れば分かるとおり、もう誰も走れないところまで使い切りました。 つまり、皆さん一人一人の走り、そしてサポート全てがなくして、この順位は獲得できなかったのです。 6位に貢献したご自分のタイムを、ぜひ誇りにしてください。 今回、予想外にチーム順位が上がり、厳しいマネジメントになってしまったことをお詫びします。 ちなみに僕は、この程度では筋肉痛になりません。
投稿日 2012-01-30 20:18
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投稿日 2012-02-01 21:58
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投稿日 2012-01-31 19:12
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投稿日 2012-02-01 22:00
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