円空仏展

2月

22日

円空仏と云われれば、心が騒ぐ。何故？・・円空仏との出会いは55年前、岐阜国体選手(高校生山岳部門鳥取県代表)として飛騨の高山で円空仏を見て以来。

ここは大阪あべのハルカス美術館。

先ずはこの一本の樹から彫り出した金剛力士(仁王)立像(吽形)。1685年頃作。岐阜県高山・千光寺蔵。

金剛力士立像の裏側から望む。僕の予想に反して入館者多数。

この円空仏展はここだけの企画展であって、全国を巡回しないとサ。

観音三十三応現身像。1685年頃作。飛騨高山・千光寺蔵。近隣の村人に病が有ると、この仏像を貸し出したサ。

護法神立像、1685年頃作。千光寺蔵。

寶頭盧尊者生像(撫で仏) 1685年頃作。飛騨・千光寺蔵。

2024年2月21日(水) 僕は円空さんが好きだ。若い頃は今で云う所の不良。仏の世界と出会い、修行に励みながら全国を行脚。それも仏像を彫り刻みながら。その仏像の材料木を問わず、木端にも仏を刻んだ。それも大胆にスパッと刻む。何とも気持の良い事よ。伊能忠敬や松浦武四郎が蝦夷地を探検する200年も前に円空は今の北海道広尾にも立ち寄っている。どんな旅だったのだろう。その様子を知りたいな。