Digital Photo Professional 4(DPP4)のアンシャープマスク(備忘録)
11月
18日
メインカメラをCanon EOS 5D Mark IV(5D4)にしてから以降画素数が上がっているにもかかわらず解像感のある写真が撮れないので悶々としていた。
SONY α7 Mark IIの写りは画素が2500万画素くらいでも現像時の画像処理後はエッジがくっきりした解像感がある写真となり満足している。
この違いは何なのかとよく見ると5D4の画像を等倍で見るとエッジに白いエッジが付いて不自然であることが分かった。他メーカーのカメラの写真と比べるとどうも5D4の白いエッジの幅が広くどう見ても不自然。
この違いが何かと現像のパラメータを色々変化させたらシャープネスのかけ方にあることが分かった。
Canon純正の現像ソフトである「Digital Photo Professional(DPP)」には以前のバージョン3(DPP3)と後継のバージョン4(DPP4)がありますが過渡期はDPP3が新しい機種のrawファイルに対応せず、またDPP4は古い機種のrawファイルには対応しないということで新旧のカメラを持っているとDPP3とDPP4を使い分けるという必要がありましたが現在ではDPP4がかなり古いモデルのrawファイルまで対応するようになってので私が持っているカメラに限ってはDPP4だけで対応できるようになり満足している。
ところがDPP3のシャープネスがDPP4ではアンシャープマスクとなりシャープネスの強さ、細かさ、しきい値という設定が細かくできるようになった。
アンシャープマスクで使うパラメータの意味は次の通り。
「強さ」は、白黒のエッジの付き方の強さで数値を大きくするとエッジがより強く付く。
「細かさ」は、白黒のエッジの太さで数値を大きくするとエッジが太くなる。
「しきい値」は、色と色がどのくらい違うとエッジを付けるかで数値を上げると微妙な色の違いの部分にエッジが付かなくなり、逆に数値を下げると微妙な色の違い部分にもエッジが付くようになる。
このシャープネス設定のカメラ側のパラメータ自体が「細かさ」、「しきい値」とも10段階でデフォルト値は4の設定だったためシャープネスが効き過ぎた感じとなっていた。
そこで画像のエッジの白いエッジが目立たないようにボディー側の「細かさ」は、1に「しきい値」は、10に設定変更した。
この状態で撮った写真のrawファイルを現像しても白エッジが変に目立つことがない自然な画像となった。
メーカーが白エッジが目立つパラメータ値にしているのは訳があるらしい。最終的にプリントすることが前提であれば、このくらい太いほうが仕上がりが良いということらしい。
しかし、はたしてそうなんでしょうか?また改めてアンシャープネスの掛け方によるプリント結果の違いについて考察したいと思います。