記事検索

数押しゃ撮れる

https://jp.bloguru.com/ProDriver

ブログスレッド

デジカメ対フィルムカメラの解像度(備忘録)

スレッド
  
比較は極めて困難です。

ここでいう解像度を解像力と捉えれば、未だフィルムの方が上なのですが、解像感と捉えればデジタルの方が高くなる傾向があります。

デジタルの場合、単純な理論解像力は画素数から求めることが可能です。一方、フィルムの場合は、銘柄によって解像力が異なっています。

例えば富士フイルムのベルビア100の場合、データシート上は100本/mmでレスポンスが25%となり、コントラストはかなり低下しますが、分離は可能です。

1本を識別するのに最低2画素必要なことから、100本/mmの分解能を実現するためには、理論上フルサイズで3456万画素必要です。

一方で高解像力の複製用フィルムには200本/mmを超えるものも存在し、これですと、理論上1億3824万画素必要です。

富士マイクロによれば、複製用マイクロフィルム35mmは画素数換算で10億4700万画素相当になるとサイトで説明されています。
http://www.fujimicro.co.jp/enter/product/microq&a.html

やっかいなことに、これはあくまでも白黒のラインによる分離なんです。
ベイヤー配列を採用するデジカメの場合、原色の分解能は極端に低下するため、現実にはもっと差が出るといわれています。

さらにローパスフィルターなどの影響も考慮されていませんし、解像力に方向性を持たないフィルムと方向性を持つデジタルの比較も難しいです。

また、デジタルの場合はシャープネスをかけることで解像力は上がらないものの、見かけ上の解像感を向上させることが可能です。
これらトータルの意味での解像度となると比較は困難です。

既にフィルムや撮像素子の現実的な解像力はレンズの解像力を超えていると言われていますので、事実上の比較は意味がないのかもしれません。
  
追記(2021.01.28)
こちらのサイトも参考になる。
https://www.dxa.co.jp/column/film_d/
  
#備忘録

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
ペガサス
ペガサスさんからコメント
投稿日 2018-01-10 17:49

今までは ブログ用に使うので せいぜいパソコン画面サイズでの拡大と視聴を前提に考えてきましたが、今年からは大伸ばしを前提に写真撮りをしていこうかなと考えています。第1ステップでは作品は全紙伸ばしにしたいと思っています。
更には、今年早々、4K HDR規画が決まり発表されています。そこで有機ELもHDR規格の製品が直ぐにも発売されるでしょう。そうなると近いうちに写真の鑑賞も紙焼きから壁掛け有機ELを使った展示に変わって行くと思います。全紙だとモニタサイズはおおよそ35インチ程、全倍だと50インチほど、4全倍だと90インチ相当になります。ここまで大きいと写真もビデオもしっかりと撮影する必要があります。8kの解像度の映像も将来的には必要でしょうが、先ずは4k作品を目指して行きたいと思っています。

ワオ!と言っているユーザー

ProDriver
ProDriverさんからコメント
投稿日 2018-01-15 11:29

最近我が写真クラブの出展サイズが最低A3になってきました。
今までは四つ切ワイドが主流でした。
四つ切ワイドまでだと2000万画素クラスでもかなりのトリミングはできましたが全紙クラスとなると300dpiでも3000万画素では十分でないということになります。

カメラ店のプリントだと全紙で1800万画素以上を推奨してますがそれだと250dpi前後となります。

液晶モニターだとdpiはもっと少ないですから現在のカメラのドット数でしっかりと撮れば画質は問題ないですよね。

やはり、4500万から5000万画素クラスのカメラが欲しいです。

CANONは最近5000万前後の高画素機は5Dsか5DsRしかないのでもっと画素数を頑張って欲しいのですがデュアルピクセルという独自路線をとっているのでメイン機種では高解像機は出さないのじゃないかなと思ったりもしています。

デュアルピクセルは今噂のフルサイズ・ミラーレス機を意識した展開なのかなとも思っています。
いずれは一眼レフ機はOVFからEVFへ移行する流れなのかなと思いますが私は保守的なのかOVFの今までの一眼レフ機のより発展を期待しています。

ワオ!と言っているユーザー

ハッピー
悲しい
びっくり