記事検索

Step by Step

https://jp.bloguru.com/MIKI_SANO

フリースペース

いけばな体験プログラム #8 花と対話する時間

スレッド
月桃、ソリダコ、クルクマジンジ... 月桃、ソリダコ、クルクマジンジャー 主枝の月桃と向き合う時間... 主枝の月桃と向き合う時間 客枝のクルクマジンジャーの長さ... 客枝のクルクマジンジャーの長さを確認 1度目の作品 1度目の作品 ソリダコの分葉を丁寧に取り除い... ソリダコの分葉を丁寧に取り除いています。 2度目の作品と一緒に... 2度目の作品と一緒に
7月中旬、「いけばなで感性を磨く」プログラムを開催しました。
 
今回ご参加いただいたのは、近隣の大学に通う大学1年生の男性。友人がいけばなサークルに所属しており、見せてもらった作品写真に心を惹かれたことがきっかけで、いけばなに興味を持ち始めたそうです。
 
通学途中に偶然見かけた体験プログラムの看板を見て、「これはチャンスかも」と申し込んでくださいました。
 
花材との出会いと向き合い
 
今回使用した花材は、月桃(げっとう)、クルクマジンジャー、ソリダコの3種類。月桃は通常、葉のみを使うことが多いのですが、今回は花付きのものを花屋さんで見つけたため、特別に用意しました。1本でも十分なボリュームがあり、強い存在感を放つ花材です。
 
主枝には迷わず月桃を選びましたが、角度によって印象が大きく変わるため、体験者はじっくりと向き合いながら「どの角度が一番美しいか」を探していました。ようやく角度を決めて生けたものの、完成後も「これでいいのかな…」と作品を見つめ続ける姿が印象的でした。
 
その後、客枝としてクルクマジンジャー1本、中間枝としてクルクマジンジャー1本とソリダコ1本を生け、残りのソリダコ1本は使わずに残しました。
 
試行錯誤の中で見つけた美しさ
 
床の間に作品を飾って撮影を始めると、体験者は「なんだか物足りない気がします。もう1本のソリダコを入れてもいいですか?」と提案。細かい分葉を丁寧に取り除き、追加でソリダコを生けました。
 
しかし、今度はソリダコが壁のように見えてしまい、再び悩み始めます。そこで、「少し手前に入れてみては?」とアドバイスをすると、素直に手直しをして再度床の間に飾りました。
 
最後には笑顔で「集中した時間でした。初めはどこから手を付けていいのか分かりませんでしたが、進むうちに形になっていくのがとても楽しかったです」と感想をいただきました。
 
感性が育つ瞬間
 
いけばなは、花を生けるだけでなく、自分自身と向き合う時間でもあります。どの角度が美しいか、どの枝を使うか、どう空間を活かすか——その一つひとつの選択が、感性を育ててくれます。
 
今回の体験を通して、彼は「静」の芸術の奥深さに触れ、心の中に新しい視点が芽生えたようでした。
 
 
 
代田美紀
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
ホームページはこちら
銀座コーチングスクール GCS認定プロフェッショナルコーチ
ACC


株式会社KMTプランニング代表取締役
企業向けコーチングや研修を提供
技術職を経てコーチング事業を展開
華道の師範でもあり、日本文化体験を実施
機械工学修士
 
#Ikebana #flower #ikebanaexperience #oharaschool #いけばな #コーチ探せる #小原流 #生け花

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
ハッピー
悲しい
びっくり