さて、今回やりたかったことの一つに鋳造表現の練習があります。 いわゆる溶きパテをパーツ表面に塗り、半乾きのところを歯ブラシなどで叩く事でランダムなでこぼこを作ることで行う表現です。 完璧塗装ガイドの越智さんのPGザクを真似て、鋳造表現を行うところを決めました。一部PGとはパーツ割りが違うので完コピとはなりませんでした。 溶きパテの濃度は難しいものがありました。緩すぎたら、流れてしまい、叩いた所が緩やかになってしまい、意味がなくなってしまいます。逆に硬すぎると玉になってしまい、スケール感が失われる、というかかっこ悪くなってしまいます。また、ちょうどいい濃度の時間は非常に短時間しかなく、大量生産大量消費には向かない方法でした。ソ連戦車の代名詞の癖に。 また、今回は採用しませんでしたが、樹脂の入ったタイプの接着剤でパーツ表面を直接塗って荒らし、同じように歯ブラシをたたくという方法もあるそうです。しかし、こちらは不可逆的な方法ですので、ちょっと気が引けてしまいました。 これが本当に上手くいっているかどうかは、塗装してみて初めてわかります。