なんか考えさせる文章ですね。四季の移ろいを見つめる時間
6月
4日
この四季の移ろいを見つめる時間が、私に「今」を大切に生きることを教えてくれました。
若い頃は、常に未来を見て走っていました。
忙しく、余裕もなく、でもそれが当然だと思っていました。
けれど、今は違います。窓の向こうにゆっくりと流れる雲を見上げ、チンチラの猫の寝息を聞きながら、「今ここ」に満ち足りている自分がいます。
上げ下げ窓のデザインは、昔ながらの家を思わせる懐かしいもので、心のどこかを温かく包みます。
まるで、忘れかけていた大切な記憶をそっと呼び起こしてくれるかのようです。
これまでの人生、思い通りにいかないこともたくさんありました。
でも、それすらも今では愛おしい。白い窓枠の向こうに広がる風景のように、どんな出来事も時間とともに柔らかく、美しい記憶へと変わっていくのです。
そして今日も、コーヒーを片手に、私はこの静かな幸せに感謝します。