時を超えて命をつなぐ ―幕末・明治維新を駆け抜けた家族の肖像―
7月
22日

和装本などを整理し、72ページの冊子にまとめた記録集です。

そして幕末から明治維新という激動の時代を生き抜いた先人たち
の肖像写真や書簡の数々です。

家族を守り続けた人々の生きざまが、
これらの資料から静かに語りかけてきます。

そこには、現代に生きる私たちにとってかけがえのない
「時間の遺産」があります。
過去をたどることは、未来への橋をかけること。
家族の物語を知るきっかけとなり、そして「いまを生きる力」となっている。
■福澤諭吉 「西洋事情」
149年前のこの本を手に取ってみると、新しい時代を迎えた期待と混乱の明治維新がしのばれる。
149年前のこの本を手に取ってみると、新しい時代を迎えた期待と混乱の明治維新がしのばれる。
『西洋事情』は,福沢諭吉によって西洋諸国の政治・風俗・経済など,当時の日本では知られていない西洋の事物を紹介したもので,全10冊が刊行された。
曾祖父は、来るべき近代日本の予感しながらこの本を手に取ったに違いない。
まず巻之一で政治・税法・国債・紙幣・商事会社など西洋の新事物の紹介をし,
曾祖父は、来るべき近代日本の予感しながらこの本を手に取ったに違いない。
まず巻之一で政治・税法・国債・紙幣・商事会社など西洋の新事物の紹介をし,
巻之二以降はアメリカを始め各国の事情を紹介している。
曾祖父は、学制公布、徴兵令、地租改正、殖産興業のあゆみの真っただ中に生きたに違いない。