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神戸:ファルコンの散歩メモ

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『ストリベリーナイト』誉田哲也(光文社文庫)

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『ストリベリーナイト』誉田哲也...
果物の「ストロベリー」は甘くておいしいのですが、本書の意味する所は読後に(赤い色=血)だとの認識がじんわりと心に響いてきます。

警視庁捜査一課の<姫川玲子>警部補は29歳、第十係の主任を務め4名の部下がいます。
非番のときに、ビニ-ルシートに包まれた惨殺死体が発見され、姫川班が駆り出され捜査を進めていきますが、死体の状況と周辺環境を見て、単なる単独の殺人事件ではないことに<姫川>は気付き、溜池をさらうとビニールシートに包まれた新たな死体を発見します。

同じ手口で殺された二人の関係が見つけられないなか、捜査線上に「ストロベリーナイト」というタイトルの殺人ショウがネット上に流れていることを、部下の<大塚>巡査は突き止めますが、情報屋に投稿者の身元調査を依頼した彼は、何者かに撃たれて殉職、事件は一気にクライマックスへと上りつめていきます。

<姫川>は17歳の夏に連続暴行魔に襲われた過去を持ち、その時の経験から警察官を目指したエピソードを文中に織り込みながら、登場する脇役の刑事たちも個性的で、今後の展開が楽しみなシリーズになりそうです。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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