「魔王」（伊坂 幸太郎著）

「魔王」（伊坂　幸太郎著）

2月

10日

今の政治家の軟弱さとか、若者の国に対する無関心さを批判したような作品でした。

突然、若者を扇動するような強烈さで現れた男が首相になるのですが、それをどこかで恐れている主人公がいます。
政治と群集心理を描いているので、結構怖い話でした。
結局、結論は出ないのですが、主人公は、民衆がみんな同じ方向へ流されて、洪水のようになったときでも、自分だけは冷静に判断し、しっかりと立っていられるようにしたいと言っていました。
日常のさまざまな雑事で忙しい庶民は、政治のことなんかに構っていられないとも言っていました。

まったく、そのとおりです。
雪が降って、車をぶつけてしまった〜とか
子供が風邪を引いた〜とか
そういう日常茶飯事を処理していくだけでも、結構なエネルギーを要するのに、知らない国で起こっている戦争のことまで心配できません。

風邪といえば、今度は長男が風邪を引きました(>_<)
水曜から学校を休んでいます。
次男のときと同様に高熱ですが、食事は結構摂れているので、その分早く治るかも・・・？

#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

Eメール

momoさんからコメント
投稿日 2006-02-10 18:59

＞自分だけは冷静に判断し、しっかりと立っていられるようにしたい…
コレが出来ないんですよねぇ(ーー;)
私は洪水の中に居るような気がします…
長男さん！早く風邪が治りますように(^^)v

てーこさんからコメント
投稿日 2006-02-11 06:59

頭では分かっていても、きっと流されるだろうな〜〜
群集心理って怖いですよー(>_<)

長男は、熱が上がったり下がったりで、なかなか良くなりません・・・

Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2006-02-12 00:53

群集心理って、どこか醒めて見てても、
結局、個人が流れに逆らうことは出来ないんですね。
一緒に流れていくしかないんですよ。
そういう人がほとんどじゃないかなぁ････。

なんか、気温の差が激しいから体調を崩す人続出です!!

今日はなんとなく体調がいまいちだったなぁ････(>_<)

てーこさんからコメント
投稿日 2006-02-12 18:45

この小説を読む前は、群集心理の恐ろしさを認識していませんでした。
頭では分かっていてもどうしようもないけれど、以前よりはそれを理解できれば、少しは違ってくるかも・・・と、思っています。って、気休めかもね〜（笑）

長男は５日目にして、やっと熱が下がってきました。
明日から学校へ行ければいいな。
今度は私の番だったらどうしようー(T_T)
お互い、体調管理をしっかりいたしましょう！