<私の先生>
4月
17日
著者~ 小笠原 英司さん・・
出版社~ ぎょうせい
<まえがきから・・>
ひとは、一人では生きていけないという真実を、いろいろな意味で実感できるのは、ある程度の経験つまり年齢が必要だと思う。
若い内は自分が前面に出て、自分一人で思うように生きたいと思うから、自分に与えられている貴重な<学び>の機会に気づかないことが多い。
自分に対する<先生>の存在を自覚し、感謝を込めてその教えを、自分の中に受け入れるという学びの行為は、成熟した人格の発露だと思う。
<心こそ大切なれ>・・中学を卒業して職人として就職された方が、最初に親方からもらった手紙・・
友と会う時は 春風のように 爽やかに
仕事に向かう時は 夏の太陽のように 情熱的に
考える時は 秋空のように 澄んだ心で
自分には 北風のように 厳しく
心こそ 大切になれ 夢を掴め
寡黙で滅多にほめてくれなかった親方だったが、折々に文字に託して励ましてくれた。
羨ましい・・このような師匠の下で修行された方は、後輩にも同様な教育ができます・・<生きた学問>を学ばれたこの方は羨ましい限りです。
種々な職業の方19人の体験談が掲載されています・・
この書籍を読んで<公益財団法人北の生涯教育振興会>では昭和50年代から<生涯教育>関係の事業をしていることを知り・・驚きました。