<阪神淡路大震災~6500人の証言>
11月
26日
来年1月で大震災から20年になるようだ。
平成7年5月初旬~ <ミサワホームの担当者>の案内で,1泊2日の日程で災害地の見学に行った。
戦後の東京都内と同様の風景に驚いた。
決定的な違いは東京は一面焼け野原~阪神は比較的新しい建物が残り <歯抜け>の印象でした。
その後関西に行く機会が無いので、復興した現地の状況は分からない。
<ブログル>で数多く投稿される皆様のニュースから想像すると、復興が終わり大都会に変身したようだ。
本書は被災地の <ミサワホームの入居者6500人に震災体験>を綴っていただき、許可を得た282編を集大成した。
第1章~ その時、すべてがセピア色に変色した。 会社員・57歳
武庫川堤防まで20メートル程のところで例の発光現象に遭遇、あれは発光というより<脱色現像>というべきか。
暗さの暗さの、闇は闇の、黒は黒の・・
第2章~ 震災で得た<一生の宝>~ 地の怒りと教訓
経営コンサルタント・64歳
つまらぬ見栄や虚栄から目覚めたことである。
高価な陶磁器も瓦礫となってしまえば、ただの土や石のカケラにしかすぎない.
第3章~ 人を<護る>のが家の役目~ 人と暮らしの原点
地方公務員・34歳 後世まで残したい<人を護るのが家>
同僚には笑われるが、揺れている最中から<なるほど柔構造というのは、こうやって揺れて力を逃がすのか>と、本当にそう思うヒマがあった。
第4章~ 今日一日を無事に生きることを願って~ めげへんぞ
50歳・会社員~ <メゲヘンゾ>の張り紙に神戸っ子のバイタリー
傷痕も生々しいが,徐々に復興の槌音も聞こえてくる。
街角の<メゲヘンゾ>の張り紙を見るにつけ <神戸っ子のバイタリー>を感じたことが救いである。
450頁に凝縮されていますが、<地震の恐怖>を、改めて感じました。
<首都直下地震>が起これば??東京はどの様な状態になるのかな??
湾岸地域地域の高層マンションが軒並み倒壊するのかな??想像もつかない・・