八王子市夢美術館で昭和のこども展が開催されている。 日本の写真史に名を残す19名の写真家が捉えた子どもたちの姿を通して、戦前から高度経済成長期にかけての昭和史を辿ります。 出品作家は、木村伊兵衛、入江泰吉、熊谷元一、土門拳、植田正治、桑原甲子雄、飛彈野数右衛門、緑川洋一、濱谷浩、山端庸介、林忠彦、井上孝治、岩宮武二、芳賀日出男、長野重一、麦島勝、田沼武能、熊切圭介、齋藤康一以上19名 優れた写真家が切り取った子どもたちの姿には、時代の変容が見事に表れています。 子どもの写真は、人それぞれが自らの幼い日々を重ね合わせ、記憶をよみがえらせる強いインパクトを持ち時代を浮き彫りにするのです。 そして無心に遊ぶ子どもの姿からは、どの時代でも変わらない笑顔があふれ、私たちの心を温かくしてくれます。 私は当時中学校1年生<ピッカピカの学生服>でした。 60年を経た今日には懐かしい服装です。 我が国も着衣から見ると随分豊かになりました。 新興国では、未だに写真以下の着衣が目立ちますが、世界の格差が感じられ複雑な心境です。