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詩は元気です ☆ 齋藤純二

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勝手に価値観を押しつけんなよ

スレッド
進めと言われ
止まりたくなる心情

俺はずっと批判的精神
うまく生きれないのは本望
それが全てであるように納得すれば

後悔しているんだろ

って、すぐ奴らが反応する

一体何なんだ
ゴミを漁るカラスがカーカーと
鳴いているだけみたいな眼で
ひとを見ないでくれよ

はいはい、と流れて行くのは
俺にとってはクソ人生なんだよ

世間からしたら下手くそで
意味のない人生かもしれないが
価値観なんてそれぞれだろ
うるせえんだよ

ああ、はち切れてえなあ
ああ、もっと馬鹿やりてえな
ああ、壊れてえ

俺は途切れやしねえ
絶対にノーにイエスは言わねえ
たった一度の人生じゃないか

なあ、わかるだろ、あんた
#詩

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誤字を指摘される島崎藤村

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誤字を指摘される島崎藤村


446ページある『作家の随想4/島崎藤村』藪禎子:編(出版:日本図書センター)。
その1ページが、妙にほのぼのとするのである。

大先生だろう島崎藤村に少年から一通の葉書。
#雑記

ワオ!と言っているユーザー

灰色に咲くを聴く

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私の気分に合わせているのか
私がそんな気分にされているのか
飛び出そうとすれば抑えられそうな
雲の切れ目も見えない浸透した空

今日も島崎藤村の本を取り出し
開かずに詩をしたため出す
窓からは流れるひと
液晶画面からは郷土ニュース
一瞬にして音のない世界が広がる

感化されやすい詩の世界
雰囲気に色を染めてゆく
灰色の空気に灰色の空
灰色の図書館では
灰色のひとたちが本の音を聴く

そろそろ本を開いてみる




初恋


まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり


やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり


わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな


林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ




薄紅を聴く
遥かな恋は色づき
灰色はいとも容易く慄いて
#詩

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暗闇

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俺はどうやらバスに乗って
何処かへ行こうとしている
乗客は顔のない連中ばかり

でも子どもの頃のように
怖くなったりはしない

得体の知れない怖さも薄まり
自分の存在ほど怖くない
歳を重ねると良いこともある
開き直りの哲学だ

狭いシート
外の景色は暗闇
面白くもなんともない
俺の構成力が乏しいのか
それとも揺ら揺らしたいだけなのか

到着したらしい
運転手は目的地を知っていたのか
もうバスは動かないらしい
乗車していた連中がぞろぞろと降りだし
俺もとりあえず降りる

上着をシートに忘れ
運転手に忘れ物があることを告げ
バスに再び乗ろうとする

乗れない
バスに乗れなかった

もうバスは暗闇に吸い込まれ
姿も形もない
しかし運転手は俺を見ている
顔もないのにどうして

乗車していた連中が連なり
何処かへ行こうとして列をなす
俺も最後尾につき歩き出す

言葉もなく覇気もなく
ただだらだらと歩いている

この先の逆らえない定めに
自分から進んでいるのか
わからないが歩いている

それにしてもなんて寒いんだ
肩がとても寒い
あの上着があれば
こんな思いははしなかったのに

進む先は暗闇の暗闇
何も見えないはずなのに
見えている暗闇がある

そこに進んでいる
寒さの向こうにあろう目的地へ
#詩

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今晩はラーメン

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ラーメンは時間との闘い
家庭で食べる自体が
邪道かもしれない
でも今晩はラーメンと餃子だ

お湯を沸かし生麺を入れる
具は先に炒めて準備万全
汁ももちろん出汁から作って

フライパンに餃子を入れ
水をさし蓋をする

ラーメンの器にニンニクを少々
つゆを入れたところで
「ラーメンだぞ、早く集まれ」
と声をかける

よーし
麺が上がる

ちゃっちゃさっさ
麺のお湯を切り
器に波打たせ泳がし
汁に染み込ませ具を盛る

おお
みんな運んでくれ

おっと
餃子が焼けていない
台所でしばし待機

ラーメンのすする音が
聞こえてくれば幸せを感じ
時間との闘いも終わりがくる

へい
餃子のお待ち
食いねえ食いねえ

んっ
父ちゃんのラーメンのびてるなあ
まあいいか

うめえなあラーメン
#詩

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冬の備蓄

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寒空の下
僕らの夢は凹んじゃいない

どんなに冷たくとも
あきらめない思いは冬を越え
春に咲かせる希望の種
その時を待っている

寒空の下
僕らの夢は凹んじゃいない

忍び忍び膨らます想像
孤独を肥やしに
厳しさからの喜び
今の時を楽しんでいる

寒空の下
僕らの夢は凹んじゃいない

濃縮された可能性
誰もが生まれ持って
でかいモノを育み殻の中
勇む時にゾクゾクしている

#詩

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ロックンロール

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輝きたい時があるのさ
年中じゃないけど
ここにいるぜ
そんな勢いで飛び出し

ロックンロールがないと
張り合いがでねえ
そんな自分を思い出し
やってやろうじゃないか

とやかく言う奴なんて
気になんかしていられない
笑われたら笑い返し
自分を駄目にしないぜ

さあ、行こうじゃないか
晴れ舞台が待っているのさ
俺ってそういう人間だろ
なあ、自分よ

勘違いじゃない
必然のロックンロールだよ
やらなきゃ俺じゃない
声高らかに叫んでやるぜ
#詩

ワオ!と言っているユーザー

肉じゃが

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玉ねぎ、人参を切る

胡麻油で炒めてみた
入れすぎたのか
部屋中に胡麻油の匂いが

牛肉が白くなり
砂糖、酒、醤油、みりん
味がよくわからない
砂糖と醤油を足す

お湯を入れ
ジャガイモを入れ強火、蓋

でも怖い
焦げないだろうか

気になって蓋を開け
混ぜてみる

やはり僕には度胸がない
味を何度も確認したり
蓋を開けてしまう

なんだかんだで
しらたきを入れ忘れ
仕上がる直前に入れる

そして出来上がった肉じゃがを
器に移して食卓へだす

あれっ
このしらたきずいぶん長いよ

そう言われ気づく
洗ってから切るのを忘れていた

ご愛嬌、ご愛嬌

料理も経験とセンスなのかなあ
美味しい肉じゃが
このハードルはなかなか高い

いつしか納得いく
肉じゃが出来たのなら
泣いてしまうかもしれない

肉じゃが
こりゃ奥深いぞ
僕の夢がひとつふえた

美味しい肉じゃがを完成させ
涙して食べるという
そんな夢もいいじゃないか
#詩

ワオ!と言っているユーザー

透けた吹き出しに

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透けた吹き出しに
壁を見るガイコツ
透けた目で青を感じている

君はモノと人間の
少し人間よりにいて
喋り出しても不思議はない
その模る冷たさに移入し
僕はもしかすると
言葉を待っているのかも

不思議を取っ払い
世界が変わる時には
口をポカンと開けるだろう

感動の真逆を旅するまえに
君は僕に
何を話してくれるのだろう

さあ
なんでも言ってみてくれ
もう準備は出来ているのだから
#詩

ワオ!と言っているユーザー

火曜日に詩を書く

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火曜日は不思議
月曜日より気持ちがどんよりして
詩を書かない頻度が高い

自分が書かないのなら
掲示板に投稿されている
誰かの詩を読もう
そう思って覗いても
新しい作品はなかったりする

今日は火曜日ということで
もう詩という気分でなかったが
敢えてそこに仕掛けたくなるのは
私の性分なのだろうか
一丁やってみますか
それでこの詩を書いているが……

火曜日というのはやはり
想像力を吸いとってしまうのか
カピカピの発想しか出てこない
姑息に姑息をのせ
継ぎ接ぎだらけの詩になりそうだ

やる気のない魔物がいて
そいつと戦ってへなへなになって

燃えるような火ではなく
明日に水で消される
現実に面食らってのことか

火曜日は無気力に働いても
詩を書く者としては
この二十四時間が
修練の時かもしれない

火曜日という雰囲気に
負けてはいけない
いつでもどんな時でも
詩を書き続けよう

この詩もぼちぼち仕上がるぞ
火曜日になんか負けていられないぜ
#詩

ワオ!と言っているユーザー

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