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詩は元気です ☆ 齋藤純二

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夜びと

スレッド
月夜が歌う
寂しさに浮かんでいる

ゴーゴーと包む誰かは
もう怖くはなかった

サイレンが刺さり
酔っ払いが投げた
どうしようもないだけが
僕の波に乗っていた

繋がれた糸は切れ
尻に手をやり
感触を確認してみれば
指は血だらけ
僕は性に捕まった
なぜ諦め切れないのか

僕の中の僕が消えたなら
惜しみなく与えられる
光になれるのに

視界にある歌は真実か

夜に浮かぶ
旋律を涙で聴こうとする

寂しさに
寂しさが重なり
月夜を知れる気がして
僕は浮かんでいる

#詩

ワオ!と言っているユーザー

気分を変えて

スレッド
見られることはなるべく避けたい
だから派手な服なんて着たもんなら
へとへとに疲れてしまう
なるべく雑草のようになんとなくそこで
限りなく空気に近い存在となって
花を咲かせている者をこっそり眺める
それくらいの楽しみがちょうどいい

仕事が終わればひっそりと
ひとりになりたいから
歓迎会、忘年会、送別会なんて
なくなってしまえばいいのに
ずっとそう思っていた
気を遣う自分にやはり
疲れてしまうのだから
コロナ感染が蔓延して数年
そのような会がなくなったことだけは
ラッキーだった

なんだかんだ言って
結局は自己中心思考なんだろう
ひとりでは何も結果を出せないのに
協調性を保とうとしないのだから
生き辛そうなことまで呟き
きっと自分に都合の良い人間なんだ

そして今朝
桜が散り若葉が青々とする道のりを
着ていくシャツが決まらなくて
そこでまた疲れてしまう

これしかないのかと
店員に勧められ購入した
一度も着れなかった
薄紅のシャツを仕方なく身につけ
どうしたら目立たず
一日を過ごせるかと端っこを歩く

背後から知り合いに声を掛けられ
ドキッとしながら振り向き
口もとを無理やりあげて
おはようございます
と返した自分の声が思った以上に
大きくて驚いた

今日はいつも以上に疲れそうだ
だけど
もうどうでもいいんじゃん自分
そんな気持ちが初めて芽生え始めた

自分を過保護にするのに疲れたのか
不思議な春の一日が始まった
#詩

ワオ!と言っているユーザー

スレッド
このまま終わる
夢の続きの目覚めは
心の貧しさに潰されてしまう
怒りの中で虚しさが嘲笑っている

ピーピーピーピーと
渇き切った喉は笛のように
押さえきれない穴から
嘆きを漏らし俺が俺を聴く

まだ魂は身体の中にある
闘い切っていない後悔を包み
轍に嵌りグルグルと
泣いているクソ芝居に浸っている
そんな馬鹿じゃないだろ俺は

ほら
限りある時間への焦りが
蝕んで掘られてゆく穴から
新たな音階を生むではないか

そこに言葉を乗せればよい

今が始まりで今が終わりだ
一手一歩一心
過去も未来にも執着なく
この刹那に生きるも死ぬもなく
今ここで奏でればそれでいい
#詩

ワオ!と言っているユーザー

お月さま

スレッド
そうかいそうかい
あんたは悲しいんじゃの
そんな時はここへ来ればいいさ
お月さまが出ている夜には
わしはいるから話を聞かせてくれ

そうかいそうかい
ふたりの間に風が吹けば
心も冷え込んでしまうからの

そうかいそうかい
それでお互いを思うようになり
悲しいことでもないかもよ
ほら 今もあんたは
相手のことを考えているじゃろ
そこから新しい自分を
見つけることもできるだろうし
それにほらっ
わしと話すきっかけにもなったし
やはりひとはひとと
話さないと冷え込んでしまうの

そうかいそうかい
いろいろと思いがあるんじゃの
あんたは優しいから
悲しくなったりするんじゃの

そうかいそうかい
相手も今ごろあんたのことを思って
いろいろ考えているじゃろ

そうかいそうかい
ありがとうな
わしもあんたと話していたら
寂しさが吹き飛んだよ
感謝 感謝じゃよ
お月さまが出た日には
またあんたの笑顔も見たいからの
それじゃまっとるよ

#詩

ワオ!と言っているユーザー

踊る文字

スレッド
文字が降るとき
体から心が抜けだしては
液晶の光で踊りだす

解放された僕が
いっぱい溢れ
君にはまだ見せられない
ヘンテコな踊りに
クスッと笑っている

あまりにもの
僕らしさの恥ずかしさを
気にしながら
僕にある世間体に
縛られているというか
守られているというか

僕の中にいる君は
僕を丁寧なひとに変える
その歓びに文字たちは
踊る 踊る 踊る

#詩

ワオ!と言っているユーザー

暮れる僕

スレッド
回り過ぎた後の虚しさに
夕陽が落ちて
繰り返しの日々を重ねても
僕はまだ昨日のまま
昨日のそのまた昨日のまま
明日を知らない

乾いた空気が
僕の嫌いな過去を蒸発させ
心が軽くなったのなら
楽しい旅が出来るのだろうか
きっと見られなくなった景色が
恋しくなるのかもしれない
ああ、それすらもない世界に
涙も忘れてしまうんだな

前に後退
後ろに前進するそんな僕に
重たくなる心を逃す
覆い染めてゆく温もり

生きている実感だけを与えて
汚れを清い筆で色づけ
僕をここに存在させている

#詩

ワオ!と言っているユーザー

土手にて

スレッド


私の時間は繋がり
土の上の尻に
冷たい地球が染み込み
ひとり此処にいる

濁りのない青空
綺麗だと思い込もうと
何処かに書いてある
正解を探している

重なる日々の厚み
己で招いた過ちの濁り
消せない痛みが
罪悪とバランスとり
苦しみに救われ
まだ生かされている

反響させる懺悔
私の器から漏れない
善がりの醜態を
此処で知らされる 


#詩

ワオ!と言っているユーザー

十二歳

スレッド

詩が書けなくなった時
詩が書けなくなった詩を書き
やはり詩を書いているのだから
僕は詩に救われている

気持ちがなくなれば
何も表現することは出来ないが
生きている限り気持ちはここにあり
自分を見つめ続けることが出来ている

残念ながら
僕が詩を書くきっかけとなった
十二歳の詩人は気持ちをこの世で詩として残し
大空へ飛び去っていた
ひとり ただくずれさるのを まつだけ
詩集の表紙には
紙ひこうきの絵とこの言葉が書かれていた
その衝撃を未だに忘れることはない

どうしようもない気持ちを書いて良いんだ
そして優しく鋭く知的で格好良い詩だと感じていた
十二歳で詩を書くことを終える詩人がいて
十二歳で詩を書き始めた僕がいた

詩では命を救われなかった詩人の詩から
張り詰めた空気にある新しい景色を見せてもらった
僕にとって暗闇の中にある輝きに満ちた世界
きっと僕と同じように救われた者たちがいただろう
意味のない命などないということだ
 
僕はこれから先も詩を書き続けるだろう
そしていつの日か曇り空の上
もしその詩人と出会うことが出来たのなら
微笑んでありがとうを伝えたい

#詩

ワオ!と言っているユーザー

十九の秋に

スレッド
駅前をふらつけば
夢みることを否定される
どうせそんなもんだよ
俺なんてと
ため息を逃がし

望んだ抜け殻が
吸い込んだ焦げた匂い
落ちた花びらが語り出す
咲くことも知らない
俺の踏まれて黒ずんだ夢

強くなければならない
俺らしくない俺を感じて

吹かれたひと葉の
行き先を追えば高い空
立ちくらみと涙
生きていく
難しさともどかしさ

項垂れた先の
踵を引きずり進めれば
それでも
を楽しむかのように
落ちてきた枯葉が
カラカラと笑っている

#詩

ワオ!と言っているユーザー

自己愛

スレッド
偽物の僕なんていないのだから
僕は本物の僕なんだけれど
本物の僕ってどんな僕なんだろう

僕に僕がずっと重なって
自由に自由が重なって
あんまり自由じゃなくなって
僕に僕の不自由が顔を出しながら
生きていることを味わう

怒らないといけない時に笑って
泣かないといけない時に笑って
けっきょく
笑わないといけない時に笑えず
そんな僕がいて

僕が僕に気を遣っている僕がいて
そうしたい僕がいて
本当の僕がどんどん解らなくなるけど
それでも僕が僕を許せている
僕はまだ僕を愛している

#詩

ワオ!と言っているユーザー

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