弱い朝から
9月
15日
不安が目を覚まさせ
今日の始まりに躓いて起き上がる
昨夜の他愛もない一言が
浅い眠りから気怠さへ繋げて
椅子に座り肩を落とす
カラダは重たく沈んでゆく
ミャ〜と猫が膝に飛びのり
何もかもお見通しのその目で
僕を見つめると腕を伸ばし胸を掻く
両手で撫でる
気がかりを少し消しながら
猫は静かに飛び降り離れてゆく
遠い目で窓の外を眺めながら
僕の視線を誘導して
今日も深々と雨が
共感が濡れ染み込んで
僕はやっとの思いで立ち上がる